夜明け
掲載日:2022/10/15
見ていた「小説家になろう」に今回、初投稿してみます。
面白いなと思った方は星をつけていただけると幸いです。
「ゴーン」
けたたましい鐘の音が、街に12時になったことを告げる。
私は何年この鐘の音をきいたのだろうか。もう、60年になるのだろうか。
私は動けないがこの耳だけは健在だ。しかし、もう時期に声すら聞こえなくなるだろう。
寂しいと思う反面、清々しい気持ちでもある。あの世に逝く時ぐらい、この気持ちでいさせてほしい
私には、特別親しいと言えるような友人はいない。この鐘だけが私の60年余りの人生を見守ってくれたと思うとありがたい気持ちになる。
心残りがない、といえば嘘になるが今以上に心地よい時間は他にないのだ
時計を見ると4時になっていた。あれまでやかましくなっていた鐘の音が小さくなっているような気がする。
どうやら私の命が終わりを告げているようだ。
どこにあったのかも思い出せぬ窓から朝日が差し込んでくる。
実に美しい、朝日に心を奪われそうになる、いや、いっそ私の体ごと奪って太陽へといってほしい
私はそう思いながら、意識を光に委ねた。
いかがでしたか?
今後とも私は時間ができたら投稿していきたいと思います!
よろしくお願い致します。




