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Catch97 オッチャホイ

2021年最後の投稿です。

 私の生まれ育った新潟県 新発田(しばた)市に『オッチャホイ』という、聞いただけでは全くどういう物なのか想像出来ない食べ物がごぜぇやす。


 駅から延びる大通りの、今や見事な「シャッター街」と成り果てた市の中心部、市役所から徒歩1分で辿り着く『シンガポール』で食べる事が出来ます。


 店名から「シンガポール料理のお店だろうか」と思ってしまいますが、他のメニューはラーメンや餃子など「街の中国料理店」状態です。では『オッチャホイ』がシンガポール料理なのかというとそういう訳でもなく、「食堂の創業者が幼少期を過ごしたシンガポールで食べた覚えのある料理を名前も味もうろ覚えで再現した」物「らしい」とのこと。


 私が家族から聞いた話では1960年代には『食堂』は既にあったそうで、しかし『オッチャホイ』が当時からあったかは覚えていないそうです。私も覚えておりません。


 興味のある方は『食べログ』などで検索して見て頂きたいのですが、色々地味にパンチの効いた店構え (入り口のドアに「オス」と漢字仮名混じりではなくカタカナで書かれていたり)なので、市内でも「気にはなっているけれど入ってみた事はない」という人も多いようです。


 私は友人から「絶対旨いから食べに行ってみろ」と薦められ1980年代に初めて『オッチャホイ』を食べました。


 一言で言うと「平打ち麺の焼うどん」なのですが、日本の焼きうどんとは食感も味も全然違います。モチモチで「うどん」というより「餃子の皮」や「生春巻き」の分厚いヤツみたい。一時期流行った『刀削麺』に近いかも知れません。その不思議な麺がキャベツと肉とニンニク・もやし・卵・唐辛子を交えてゴマ油で炒められ醤油味にまとめられています。


 美味しいです。


 土日はプレーンの『オッチャホイ』しか頼めませんが、その他に『えびオッチャホイ』『ぶた肉オッチャホイ』『シイタケオッチャホイ』という「トッピングメニュー」があり、更に「焼うどんバージョン」ほどパンチは有りませんが、やさしいお味の『汁オッチャホイ』もございます。


 私は『えびオッチャホイ』にオッチャホイ用のソースをかけて更にタバスコを振って食べるのが好きです。そんな事しなくても十分“旨辛”なんですけどね。


 新発田を訪れる機会があったらバイパス沿い『ドライブイン豊山』の『もつ煮込み』とこの『オッチャホイ』は是非お試し下さい。本当に美味しいですよ。

それでは皆さん、良いお年をお迎え下さいませ。

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