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Catch91 リヒト

単なる思いつきです。

 始めにお断りしておきますが、私はドイツ語が分かりません。きちんとした勉強をした事も無ければ何か縁があって聞きかじる機会があった訳でもありません。


 せいぜい「グーテンモルゲン」やら「ダンケシェーン」などの“会話の断片”や単語を幾つか雑学のレベルで知っているだけです。


 なのでこれから書く事はドイツ語のかけらをつなぎ合わせた「与太」としてお読み頂ければと思います。


 さて、先日ドイツ語で「オーロラ」のことを「ノルトリヒト」と言うと聞いた時、「リヒト」が「光」と言う意味だと気づきました。「ノルト」が英語の「North」=「北」だと知っていたからです。


 「オーロラ」を「北のナントカ」と言うなら、そのナントカは「光」かも知れず、英語の「light」を多少スペルは違ってもドイツ語では「リヒト」と読むのではなかろうか、と思い至った訳です。


 大河ドラマ『青天を衝け』で水戸徳川家の貴公子・昭武公を演じた顔立ちの整った俳優の板垣李光人さん、日独ハーフだそうですが素敵な意味を持っている名前だったんですね。


 そう言えば第一次世界大戦で撃墜王と言われた凄腕のパイロットで、自分の搭乗機を赤く塗装していた事から『(レッド)男爵(バロン)』と恐れられたドイツの軍人で「フォン=リヒトホーフェン」という人がいました。ちょうどドイツ軍機の性能が連合国 (主にイギリスとフランス)側の性能を上回っていた時にパイロットとしての技量が頂点に達した人で、生涯撃墜数80機というとんでもないスコアを残しました。


 この人も大層なイケメンで、ドイツ国内の女性には絶大な人気だったそうです。終戦の半年前に撃墜されて25才の若さで戦死してしまいました。


 「リヒト」が「光」なら「ホーフェン」て何でしょう。


 音楽家として史上最高と評価されている“楽聖”ベートーベン。実は彼のご先祖さまがオランダ語圏に住んでいた頃は株を栽培する農家だったらしく、日本で「ベートーベン」と表記される彼の名字は本当は「beethoven(ビートホーフェン)」=「株の畑」の意味だった、などという余計な知識を思い出しました。


 そうだ、「ホーフェン」って畑だったなー、と考えて少し混乱してしまいました。「リヒトホーフェン(光の畑)」?


 光を作る畑って太陽光発電? 電球工場?


 そんな筈はありません。


 リヒトホーフェン家は現在のポーランド領シュレージェン (シレジア)地方のブロツワフ (ブレスラウ)にいた男爵家だったそうです。シレジア地方は周囲に高い山は無いので陽当たりは良さそうなんですよね。よく分かりませんが陽当たりのいい農地を持っていたご先祖だったのでしょうか。

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