Catch39 四月は馬鹿の月
もうすぐエイプリルフール
東京都心に住む人間には憂鬱な時期がやって来ました。新年度です。
私が住んでいる所は目の前の道路が一方通行なのですが、大通りに抜けるショートカットの積もりか、しばしば逆走してくるオロカモノが現れます(大体余所者ナンバー)。小学校や幼稚園がある所でそういうオソロシイ事はしない方がご自身の為だと思います。殺人者になりたく無いでしょう?
どれだけ田舎に住んでいたのか知りませんが、スマホに目を落としたまま片側2車線のバス通りに飛び出して来る勇者が見られるのもこの時期です。
信号待ちの邪魔っくさい所にたむろする、恐らく高田馬場が最寄り駅の有名私立大学生やら、電車では馴れないヒールで靴ズレしたのか乗降中にドアの正面でヒールを脱いで直そうとしている女傑やら。
私はまごうかたなき田舎生まれの“お上りさん”ですけど、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉くらい身につけてから上京しました。
「他人の迷惑にならない様に気を付けて振る舞う」というのは躾の問題で田舎育ちかどうかは関係無いのかも知れません。
数年前(確か2017年でした)4月初めの早朝に「誰もいない空間に毒づいているサラリーマン」が居りました。服装はスーツの上下ですが、“ぶっ殺す”だの“マジで殴る”だの、どうもボキャブラリーが学生っぽい(まともな社会人の使う言葉ではありません)。
これは「お上りさん」ではなく、日付から察するに「昨日から社会人」じゃなかろうか、と思い当たりました。
粋がるのは“酒に飲まれなくなってから”やって欲しい物です。
ああ新年度。憂鬱です。
迷惑行為の数々は別に上京したての方々に限りません。