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Catch236 謎カレー

学生街はラーメン街でカレー屋街。

 以前にも書いた通り、高田馬場は早稲田大学を初め各種専門学校がひしめく学生の街です。


 高田馬場駅前ロータリーの北東の方角に神田川へ下ってゆく道が延びています。新宿区と豊島区の境界線が走っているややこしい地割りのエリアです。


 その道の最初の枝道 (東西方向に走る早稲田通りの1つ北側の裏通り)に『天天』という中華料理屋さんがあるのですが、なぜか少し前から持ち帰り専用の出窓を作り、カレーを売り始めました。


 中華屋さんでなぜカレー?


 どうせならお店の中で食べたいと思いつつ立ち寄って見ると、「メキシコカレー」やら「ロシアカレー」やら怪しげなメニューが並んでいました。プレーンの物は500円です。さっそくメキシコカレーを買ってみました。名前が名前なのでサボテンでも入っているのかとドキドキしていたのですが、チリソースとチーズがたっぷり入ったカレーでした。サフランライスに千切りキャベツのサラダと福神漬けとメンマが付いています。メンマはまぁお店が中華料理屋さんですからね。



 次の日はロシアカレーを買いに行きました。すると微妙に昨日ボードに書き付けてあったメニューとは内容が違っています。昨日は無かった「ディオンカレー」。取り敢えず初志貫徹でロシアカレーを買いました。サワークリームがたっぷり掛けられロールキャベツのような物が入ったカレーでした。


 更に翌日行くと目当てのディオンカレーとやらはメニューに無く、代わりにまたまたお初にお目にかかる「パラクカレー」。ポークカレーの事かな?と思いつつ買って食べて見ると何かやたら赤くてオレンジ色の柑橘系っぽいフルーティーなカレーでした。


 翌週も行ってみましたが(天天カレーは土日祝お休み)やはりディオンカレーはメニューに有りませんでした。


 お店のおっちゃん(どう見てもインドの人)に訊いた所、「インドのチャーシューみたいな物が入っているカレーです」との事。その日は「アメリカンカレー」を買いました。ホットドッグでも入ってたらどうしようと心配しながら確認するとハンバーグとスライストマトにカレーとバーベキューソースが掛けられたプレートでした。アメリカと言えばハンバーガー。ハンバーガーの中身が具になったカレーという訳です。先週まで付いていたメンマの代わりに青トウガラシのピクルスみたいな物が乗っています。


 サーグ(ほうれん草)ゴーシュトとかダールキーマとかベンガン(茄子)マサラとかムルギチョ-レ(豆とチキン)とかムルタニベンガンとか、高田馬場界隈で賞味した本格カレーは数有れど、天天さんのカレーは何か聞いたことの無い語感がします。あ、アメリカやらメキシコやらロシアとかは別にしてですよ?


 もしかすると私が今まで出会ってきたのはパキスタンとか“インド北部”の言葉で、天天カレーは南方系の言葉なのかな?とか考えています。


 ディオンカレーにはまだお会い出来ておりません。

ディオンカレー、please!

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