Catch228 AIのお好きでしょ
自分がカテゴリーからだいぶ外れているんだな、と、こういう所で自覚します。
検索サービスやSNSでは良く「あなたにお勧め」とばかりに様々な記事やトピックスが目に付きやすい形で表示されます。それはいいんですが、頓珍漢な「お勧め」を良く貰うので困惑する事もまま有ります。
私はこのサイトやX、Facebookなどでささやかに発信しておりますが、私の書いた物をどう読んだらこういう物を勧めてくるのかと不思議なのです。
傾向で言うとFacebookとTikTokのおすすめはかなりピントがズレています。Facebookでは#くらいでしか書き込んでいない単語に反応するんですかねぇ。悲しいくらいに「あ、これなら読みたい」と思うトピックがありません。
XやGoogleのお勧めはそれほどズレてはいないように思います。やはりAIの判断を設定する段階で「広く薄く」投げかけるか「対象のトレンドをやや絞り、より反応を多くしようとする」かの違いなのかも知れませんが。
新潟に住んでいた頃、電離層の関係だったのか夜になると関西地方のラジオが入り易くなるので良く聞いて居りました。
地方による文化の差はある物ですが、演歌が中高生向けの番組で普通にかかるのには驚きました。少なくとも東京や新潟の音楽番組にはそんな事はなかったと思います。
石川さゆりさんの『恋は天下の回り物』とか、彼女がSAYURI名義で発表した『ウイスキーがお好きでしょ』、天童よしみさんの新曲などが「今週のお勧めソング」みたいに流される訳です。関西地方では演歌や演歌歌手が若年層にも親しまれていたのでしょう。
新潟にいた頃は年に1~2度、北陸本線を使って関西方面へ観光に行っていましたが、現地にいる間に見るテレビ番組も新潟の(というか東京のキー局が流す全国放送の)物とはずいぶん違うなぁ、と面白く思った物です。
音楽配信サービスのスポーティファイはどうも「広く薄く」の方らしく、好きなアーティストのプログラムが終わると始まる「あなたにお勧め」で「おお、よく分かってらっしゃる」と感心するような事は殆んどありません。
河合奈保子やc-c-b、浅香唯に太田裕美、要らんのですよ。勝手に「お好きでしょ」と薦めて来るのはいいですが、それならもう少しこっちに合わせてくれない物でしょうか。
『ウイスキーがお好きでしょ』ならぬ「AIのお好きでしょ」は全くお好きじゃありません。
微妙に年代もズレてますし。
おそらくこちらの年齢性別その他からチョイスしてる物と思われますが、時々「AIごときにワシの何が分かるんじゃ~!!」と夕日に向かって叫ぶ羽目になっております。無料配信なので仕方ないのでしょうけれど。
まぁ「広く薄く」鉄砲玉を集めて押し込み強盗やらせるよりは良いですが。