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Catch156 虹を目指して

自己責任と社会福祉。弱者を切り捨てる情けない選択はそろそろ終わらせましょう。

 新宿区長選挙が行われています。


 現職は区議→都議→区長と、絵に描いた様なエリート地方政治家の道を歩んで来た方。50才と政治家としてはまだ若く、そつなく支持母体の国政与党を取りまとめているようです。


 問題は国政与党と同様に、旧統一教会のイベントに出席したり、関連団体主催の催しに新宿区の後援を認めたりしていた事でしょうか。本人は議会で指摘された際に「今後一際付き合いをしない」と答えましたが、過去に後援した物を取り消しはしないと言っています。


 旧統一教会と関連団体は、公的機関から許可・後援を貰う事で勧誘相手を信用させてきました。過去の実績として残してしまえば、信用を得る手段として“過去の実績”は悪用される可能性があると指摘を受けながらもです。実際に奈良県は現職区長も参加した事のあるサイクリングイベントの後援を、過去に遡って取り消しています。新宿の対応はどうにも中途半端に思えます。


 もう一つ区政を寒くしているのが、“新自由主義経済”です。「自己責任」をキーワードにこの20年ばかり全世界で猛威を振るっている“格差肯定”の政策ですね。


 新宿区でも現職区長が頼りにしているアドバイザーたちの勧めで、区立のスポーツ施設や健康福祉施設を廃止したり民営化したり、ロクな議論もしないまま話を進めています。このエッセイで何度か触れたアホ行政の一部、駐輪場も民営化してしまいました。区営時代よりも更に台数が減り料金も上がったので、事実上使い物になりません。


 トランプ前大統領やボルソナロ前大統領などを見ていると、新自由主義は私にはマトモな理論というより反SDGs陣営の悪ノリに思えます。


 他にも現職は全国的なニュースにもなった神宮外苑の再開発計画で樹齢100年以上の木々を伐採する事についても、デベロッパー側が慌てて出した何の裏付けも無い「300本程度の伐採で済む」という言葉を盾に、伐採許可を出すのではないかと言われています。やれやれですね。


 区民の負担を軽くせず、犯罪紛いの献金団体とつながり、巨額の開発には張り切る。こうした現職の政治姿勢を変えようと、元区議で国政選挙の候補者にもなったトランスジェンダーの女性が立ち上がっております。


 シンボルカラーをレインボーにした彼女の基本姿勢は「子どもに説明出来ない事はやめよう」。虹は多様性の象徴です。


なぜ値上げをするの?


なぜオリンピックをコロナの中で観戦させるの?


なぜ家族になりたい人同士を家族として扱わないの (パートナーシップの拒否)?


 説明できる区政の方がいいと思うんですよ。彼女の社会観は「弱者・少数者が暮らしやすい社会はそれ以外の人たちも暮らしやすい」です。新宿区民の皆さん、投票して暮らしやすい新宿区を作りましょうよ。

自分や家族の人生を豊かにする為にも、選挙に行きましょう。新宿に限りません。

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