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Catch101 101回目の鎌倉殿

ひどいサブタイトルだ…。

 今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』がもうすぐ始まります。


 私はドラマの舞台となる鎌倉にはかれこれ40回以上訪れています。鎌倉文化の象徴とも言える鶴岡八幡宮や建長寺、大仏さま (高徳院)といった有名処も、覚園寺(かくおんじ)・十王岩・小動崎(こゆるぎざき)など「知る人ぞ知る」マニアックな所も、ご縁と気の向くままに訪ね回って来ました。


 鎌倉ではありませんが「鎌倉エリア」として見れば大船の巨大な観音さまも江ノ島温泉もいい所です(江ノ島に温泉が在るんですよ。)。


 以前『Catch14 鉢の木』でご紹介した様に鎌倉・三浦半島はとにかく道路が狭く、駐車場のキャパも無いので鉄道を使った方が便利です。市内は主だった所へ向けてバスが細やかに出ていますし、全体が狭いので歩いても大して時間は掛かりません。


 北鎌倉では絵本作家の葉祥明さんの個人美術館 (あじさいで有名な明月院に向かう途中)や絶品のコーヒーとビーフシチューを楽しめる『備屋珈琲』(北鎌倉と建長寺の中間くらい)によく行きます。


 建長寺を正面から入ってそのままずんずん奥へ行くとドン詰まりに『半僧坊』という施設があります。嫌がらせのようなつづら折りの階段を登ってたどり着くお堂です。階段の手前は桜の林で春には人気(ひとけ)もない絶好の花見場所と化します。『半僧坊』の階段もツツジの季節は素晴らしい。あちこちに天狗が立っているのは修験道の気配を感じます。


 ここ2年くらい訪れていないので今はどうか分かりませんけど、昔はこの半僧坊から鎌倉を取り巻く山の上を通る遊歩道 (というより“山道”)に出入り出来たのに、ある時から山道づたいに拝観料を払わずに入って来る観光客を防ぐ為でしょうか、建長寺が出入り口を有刺鉄線をぐるぐるに巻き付けて塞いで出入り出来ない様にしまいました。それ以前はそこから山道を歩いて鶴ヶ丘を真裏から眺め、十王岩経由で覚園寺の横に下りて来るコースを楽しんでいましたが、仏法に生きている筈の者たちのセコい金銭欲に嫌気が差して建長寺自体に行かなくなりました。


 覚園寺。鎌倉に現存する建造物で国宝の円覚寺舎利殿に次いで古い本堂を持つお寺です。円覚寺舎利殿は拝観出来ませんが、覚園寺の本堂 (室町初期)は中に入れます。“裏山”からではなくまともに行こうとすると、鎌倉駅から「鎌倉宮行」のバスに乗って終点の「鎌倉宮」で下車。南北朝時代の悲劇の皇子・護良(もりよし)親王を祀る鎌倉宮を右に見て、バス停から北に続く細道の一番奥にあります。


 自由に拝観は出来ず、1時間に一度お寺のお坊さんの解説・案内付きで境内を見学します。この解説がとても面白いのです。何度も行っていますが、内容は毎回違います。とある歴史上の偉人の「直筆署名(サイン)」も見る事が出来る、知られていない割にはとてもお得なスポットと言って良いでしょう。



 鎌倉は季節の花を楽しむにしろ、歴史を訪ねるにしろ、はたまた美味しい食事を目指すにしろ、見所・食べ処だらけなのでこれからも時折ご紹介して行きたいと思います。

鎌倉を舞台にした作品は吉田秋生さんの『海街diary』も逸品です。こちらにちなんだお薦めスポットもなども紹介いたします。

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