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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第4章 帝国編
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帝国の情報

訓練所でやらかした後、海斗達はもう一度会議室へと通された


会議室の中は前回と同じで海斗、レオン、メア、東堂兄妹にアルフさん、バーンズ、オワズ、ダンブル、ザップとなっている


「さて、海斗君の実力を身をもって知ってもらった訳だけど、話を進めてもいいかな?」


アルフさんはニコリとザップの方を向きながら無言の了承を得る


「海斗君達は帝国のことをどれだけ知っているのかな?」


あ、そう言えば何も分からないや


そう思い首を横に振ると東堂兄妹も横に振っていた


レオンとメアは知っているのか、レオンが説明してくれた


「学校の授業程度だが、帝国はうちの国の南側に位置している。今の皇帝はディエゴ・グリント、確か今年で26歳だったか?うちの国とは昔から小競り合いや戦争を繰り返していて、すこぶる相性が悪い


今のディエゴになってからそれが顕著になってるんだったかな。何かあったら全部周りの国のせいにして仕掛けてくるんだ」


うわぁ、なんてはた迷惑な国だよ。じゃあ国宝を奪った時点で正体がバレなくてもこの国に矛先が向く可能性があるんじゃないの?


「うん、レオンもメアも優秀だね。ちゃんと授業を聞いてくれていたみたいだ。教師冥利に尽きるよ」


いやいや、アルフさんここ1年位しか居なかったんでしょ?


レオン達は2年前に卒業してるって聞いたよ?被ってないじゃん


「補足するとね、この国は今も結構ギリギリなんだよ。小競り合いが多過ぎて国境が閉鎖されこの国から帝国に入ろうとすれば問答無用で攻撃される位にね」


なっ!?そんな所に潜入するの?ハードル高すぎない?


「だから殆どの奴らが反対なんだ、俺ぁその代弁をしただけだ。誰だって好きで戦争したいわけじゃ無い


1人の命と国、考えただけで分かるだろう」


ザップは真面目な顔でこちらを諭す様に語りかけてきた


騎士団の団長として、上に立つ立場としては反対するのは至極当然


海斗は自分の浅はかさに落ち込んでしまう


「海斗君、気落ちしなくてもいい。どちらにせよ時間の問題なんだ。今の皇帝は力で支配する事を望んでいて土地を広げようとあちこちで戦争を仕掛けている


僕の部下の情報だと何か切り札みたいなのを手に入れたみたいでね。この国に戦争を仕掛ける準備を始めてるみたいなんだ」


アルフさんの言葉にその場にいる全員が驚く


「アルフ、何でそんな大事な情報をワシらに伝えていないんだ」


「国王には伝えていたのですが、まだ他言無用と命令されまして、ですが海斗君達には伝えておかないと知ってると知っていないでは急な対応が出来ませんからね」


バーンズの言葉に内緒ですよとアルフが機密を喋ってきた


「ふむ、監視の厳しい国境をどうやって越えて情報を持ち込んでくるのか・・


流石は王直属の暗部の者だけはあるのかの」


バーンズの一言に今度はアルフが驚く


「知っていたのですか」


「ふん、ワシの情報網を甘く見るでない。騎士学校の先生も裏向きは王の命令で暗部の仕事だったのじゃろう?」


してやったりの顔で牽制し合う


えーと、そうゆうのは他所でしてくれないでしょうか?平民の前でする話ではないですよね?


秘密知って処刑とかやめてよ?


「兎に角だ、お前らは帝国の人間に見つからない様に潜入し、この国の人間だとバレない様に何処に置いてあるかも分からん国宝の魔道具を盗み出して、戦争をさせないように気をつけながら戻ってこなくちゃならん。分かるだろ?力だけじゃ難しい事が!」


ザップはあくまでも反対派としてどれだけ難しいのかを分かりやすく説明する


レオン達は実感してきたのか、どんどん青い顔をしていく


難しいのは分かってる。いくらスマホが強くなったからといっても俺自身が強くなった訳じゃない。


こうゆうのからは避けて通る性格だったんだけどなぁ。変わるもんだ


「すまないね、けど僕からもお願いしたい。実は部下からの連絡が途中から送られなくなってね。


僕が最も頼りにしている部下だから心配なんだ。僕が行ければいいんだけど」


アルフさんの顔と名前は他国にも知れ渡っている程の有名人だ。


部下と連絡が取れなくなったのなら心配だろうし、自分で助けに行きたいのだと思う。けど現実的に不可能だから俺にお願いしたのだろう


「それにね、今の帝国の戦力を把握しておきたいというのもある。その報告を待つ間に連絡が途絶えてしまってね」


うわぁ、何でかな?ミッションが増えていく


「そうじゃの、確かに帝国の戦力は把握しておかねばならぬ。海斗よ、お主に出来るかの?」


バーンズ達がこちらを見て最終確認をしてくる


ま、気持ちは決まってるんだけどね


「行きます。が、あまり期待はしないでくださいよ」


「フフ、海斗君なら出来るさ」


こうして帝国へと潜入する事が決まり帝国の地図や侵入出来そうなルートなどを教えてもらう。


全部写真で撮ってるからいつでも見直せる


海斗があまりにも早く大丈夫だと言ったのでバーンズ達は驚いていたけど


写真って便利だよね


会議室を出る時にアルフさんに呼び止められた


「海斗君、1つだけ注意して欲しい人物がいるんだ。帝国で皇帝の右腕とされていてドレックという名前だ


海斗君なら負けないとは思うけど注意しておいて欲しい」


えー、そんな大事な情報今言うの?


なんでも昔アルフさんと良い勝負したんだとか


どれだけ強くなったか分からないから注意はしといてねってさ


久しぶりのフラグの予感がするよ

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