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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第3章 魔王編
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NEWアプリは光と共に

「やあ海斗君、王国軍と後方支援の神官を連れて来たよ」



アルフの後ろには約3000人もの軍を率いて来てくれたそうだ。


大分多いと思ったらこれでも少ないそうだ。アルフは困った顔をしながら


「やっぱり王都に残しておかないと何が起こるかわからないと保身に走った貴族達のせいで全然引っ張ってこれなかったんだよ。すまないね」


まあ、作戦が上手くいけばこの人数でもやれそうだしお礼を言っておく


王国軍は村の前に野営地を設営し、村人達の説得に回る者、罠の手伝いに行く者と別れて行動を開始した


もちろんサーニャの家にも寄って来たのだが、アリーさんは病気で動く事も出来ない


サーニャは神官にお願いして治療をしてもらおうと話をするが


「我々はこの討伐という大義の為にきたのだ!村人1人の為に神聖な魔法を使う為ではない」


神聖魔法でも病気などや重篤な場合は1度治すと次に使えるまで時間がかかると言われて拒否をされてしまった


「そんな!?お金はあるんです。お願い、お母さんを治してください」


「ええぃ!しつこいぞ!病気で動けぬのなら仕方あるまい、魔物が村を襲わない事を願うんだな」


「お願いします!お願いします!」


サーニャを振り払うように神官達は出て行った


「なんなんだアイツらは!民の為に来たんじゃないのかよ!」


憤るレオン達、サーニャは泣き崩れてアリーが抱きしめていた


「すまない、外で聞いた」


アルフが部屋の中に入ってくる


「なんとかアルフさんから説得出来ないんですか?」


「軍と神官は命令系統が別になっていてね。僕にも彼等に命令する事は出来ないんだよ」


サーニャは絶望感を漂わせて泣いている。


海斗はサーニャに近づいて頭を撫でる。泣き顔を上げて海斗を見るサーニャ


「サーニャ、今まで1人でよく頑張った。全部お母さんを治す為に頑張ってきたんだよな。これは報われなきゃダメだ。これが初めての試みだから成功するかは分からない。でもあんな神官に頼るよりは全然マシだと思う。・・アリーさんを助けたいよな?」


「・・うん」


「よし、俺に任せろ!」


「え?」


サーニャがあんなに頑張ったんだからサーニャの手でお母さんを治してあげたかったんだけど


あんな風に断る神官はこっちから願い下げだ


サーニャの前で大見得を切ったんだ、頼む!上手くいってくれよ


海斗はNEWアプリを立ち上げた


そして新しい力を発動させるとアリーが眩い光に包まれる


その光は家の外にも漏れ天を貫く光の柱となった


空から光の羽が舞い降りてくる現象は神々しく、村や周辺にいた神官達は全員驚愕に包まれていた


「ま、まさかあの光は・・」


「大規模な神聖魔法だぞ!?」


「そんな馬鹿な話があるか!あんな大規模な神聖魔法は3日3晩、50人もの神官が儀式を行い初めて成功する魔法だ!?」


「一体誰が!?」


光が収まり村は静まり返る。そして家の中からアルフがフラフラと出てきた


神官達はアルフに駆け寄り


「い、今のは一体誰が?」


「ふ、ふふ。いや、面白いものを見せてもらったよ。けど今はそっとしておいてくれないかな?無粋な真似はしないでおきたまえ」


非常に満足した顔のアルフは信頼のおける部下を家の入り口に立たせて、誰も入れないようにした


折角の感動を壊して欲しくないと思ったから


部屋の中ではお互いに抱き合い喜びあうサーニャとアリー


海斗はそれを見て喜んでいる。


レオン、メア、そして東堂兄妹は呆れた顔で海斗を見ていた



「「「「ほんと何でも有りじゃん!」」」」


なんだよ!NEWアプリが効いて病気も治ったんだから万々歳でしょうが


成功するとは思っていたけど俺も不安だったんだよ?初めて使ったんだし


全員から説明を求められたので新しい力でどんな事が出来るか説明する


「何だそれ・・」


「うわぁ・・絶対に敵に回りたくないです」


「すげぇ!相手にとっては最悪なアプリで味方にとっては最高だな!」


「どうゆうふうに作用するんだろう?気になります。1度分解して見てみたいな」


待って、1人怖い事言ったね!スミレさん


分解って何を?俺のアプリって事だよね?決して頭じゃないよね!


それなら逃げるよ?必死に全力で逃げるからね


ぞわりと身震いして距離を取る


それを見てレオン達は笑い合った


その後、栄養のある食事をして1日経つと明らかに元気になったアリーさんが朝ご飯の支度をしていた。


サーニャはまだゆっくりして欲しそうだったが一緒に台所に立てることに嬉しそうにしている


完全に親に甘える子供に戻ったみたいだ


海斗はその光景を見て嬉しく思い、レオン達を起こしに行く



明日は奴が言っていた期限だ。どうなるかはやってみないと分からない。



それに今回の件で魔王の事も分かればいいんだけれど

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