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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第2章 学園都市ウォーレン
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調査終了

何故、俺は囲まれて尋問をされている感じになっているのだろうか?


何も悪い事していないよ?ただオーガを倒しただけなのに


「それが問題なんだっての!」


あ、そうですか。レオンに怒られた


「さて、海斗さんが強いのは聞いてましたが、まさかオーガを倒してしまうとは予想外でした。しかも2匹ともとは」


ギルド長は2つのオーガの魔石を見ながらこめかみを押さえて唸っている


いくら海斗がオーガを倒した、もう安全ですと言っても信じてもらえなかったので魔石を見せて説明すると、やっと信じてもらえたのだが別問題が発生したみたい


「あのな、海斗が倒したオーガはさっきも言ったが別名国落としと言われている災害級の魔物だ。軍が挑んでも滅ぼされる可能性が高い化け物を海斗が1人で倒してしまったんだぞ!


しかも2匹だ!」


あー、それは不味い事になるね。俺完全に化け物の類じゃないか。


「ここの人達が力を合わして倒したって事に出来ないかな?」


「それは無理だ。どう倒したか説明を求められたら何処かで必ず矛盾が発生する」


駄目か、確かに嘘に嘘を重ねても大きくなるだけだからね


「じゃあ通りすがりの冒険者が倒したって事にするのはどうだろうか?」


「そんな都合よく強者が現れるものか!それにそんなに強い奴なら名前が出回っている筈だろう」


ですよねー、俺みたいに隠している冒険者は居ないそうだ。どんな形であれ、強ければ何処かで話が出てくるらしい。


ちなみに海斗の事は王都のギルド上層部には話が流れているそうだ。便宜を図る為にもある程度情報が流れないといつ危険度が上がり牙を剥かれてしまうか分からないからなんだって


いや、俺は安全な男だと思うよ?あ、そうゆう意味では無く?情報が無いのが一番危険だと


それもそうだよね。


「それで、どうしましょうか?ちなみにどうやって倒されたのですか?」


あ、そうかCDの力はこの中じゃサーニャ以外は知らないのか


ギルド長にCDの力の説明をする。余り理解が得られなかったので目の前で変身してみる


「おおお!何ですかこれは!?フルプレート?いえ、柔らかそうな素材なのに物凄い強度だ。この様な武装は見た事がありません」


「海斗、お前一体なんなんだ」


「海斗さんは理不尽です」


「あ!それ盗賊の時の!」


レオン、メア、言い方!そしてサーニャ、覚えていたのか!ポンコツから少し格上げしておいてあげよう。


ギルド長は海斗の格好をみて少し考えた後


「海斗さん、これからはその武装でギルドへ出入りしてもらえないでしょうか?」


え?


「その武装なら顔も隠せますし、海斗さんだと分かる人はいません。そしてその武装のことを知っているのはここにいる者だけで海斗さんとは結びつけられる人はいないでしょう。


今、この場にいる全員には箝口令を敷きます。ギルド内での名前も替えます。それで何とかなるでしょう」


うーん、難しいとは思うけどやらないよりはマシかな?


海斗はそれで了承して、全員で学園都市に戻る事にした。ライドの状態でバイクに乗るとテレビの主人公になったみたいでワクワクするね


周りは馬じゃない乗り物に興味深々だったけどサーニャもキックボードに乗ってるんですが?気付いて欲しい


学園都市の中に入りギルドへと向かっていると騎士学校と魔法科学校の先生達が広場に集まっていた。


ギルド長に気付いた騎士学校の先生がこちらに近づいてくる


あれは確か元王宮の騎士団3番隊隊長だったっけ?


「ギルド長!どうされたのですか?オーガは?近くに来ていたのではないのですか?」


「アルフ先生、オーガが学園都市の近くまで来ていたのは事実だったのですが、危機は去ったのです。」


「それは一体どうゆう・・もしかして#彼__・__#が倒したのでしょうか?」


元隊長のアルフは海斗を見ながらニヤリと笑って質問してきた。いや、質問と言うより確信を持って言った感じだ


「え?えぇ、その通りです。彼が、ディオウさんが来て下さったお陰で危機を回避する事が出来たのです」


ギルド長と話している間もずっと海斗を見ている


そして話終えた後、他の先生達に説明をしに戻って行った。先生達は討伐された事を聞いて安堵しているようだ。


そりゃあそうだよね。俺だって生身であんなの相手したくない


先生達は御礼を言って解散していく。


「この学園都市を守ってくれて感謝する。」


アルフ先生が片手を出してお礼を言ってきたので握手して答えると近付いてきて小声で


「あの時のマツキヨ商会の所の護衛だろ?あの時も含めて礼を言っておく」


うわぁ、バレテーラ。何でよ?学園都市では1度も変身していないんだけど


「それにしても、オーガを倒せるとは思っても見なかったよ。いつかお手合わせ願いたいね。君となら楽しめそうだ」



フッと笑いながら颯爽と去っていく。あれ?もしかして彼1人でもオーガ倒せるんじゃね?なんかそんな気がするんだけど


呆然と後ろ姿を見送っているとギルド長に声を掛けられて我に返る。



ギルドへと辿り着き、素材の換金と調査の結果を報告する。

取り敢えず2日分だが濃い内容になった。


ただオーガが出てきた事により緊急で対策を練る事になり、海斗達のパーティはここで解散となる


「今回は海斗が居て助かった。俺達2人なら2回は死んでた所だったよ」


そりゃああんなフラグを立てればね。運命さんのフラグ回収率がエゲツないわー。


何だろう、独身の神かなんだろうか?


「ねえ、こんなに貰ってもいいの?」


サーニャの手の中には150万もの大金が入っている。魔石やドロップ品を売って全員と分けたのだが、サーニャにはレオン達と話し合って多目に入れておいた


「母親の治療代の足しにはなったんじゃないか?」


サーニャは海斗の服を掴んで泣き出した。


「うう、ありがとう・・これで・おがあさん、だすげられる」



グシャグシャで何言ってるか聞こえづらいよ。


けど、まぁこれでサーニャのお母さんが助かるなら頑張って良かったよ



サーニャの頭を撫でてタオルを渡した。



こら、鼻を思いっ切りかむんじゃないよ!



嬉し泣くサーニャと笑いあう3人だった


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