↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第2章 学園都市ウォーレン
50/130

不穏な予感

「俺達のいる意味あるのか?」


いや、無いですよ?と、言えたらいいのに


どないせぇっちゅうねん!


関西弁になってしまった。


「えっと、取り敢えず調査と討伐は出来てるんだし、安全に狩れるならいいんじゃないかな?」


メアのナイスフォローのおかげで少しレオンが落ち着いてくれた


話し合いの結果、討伐報酬は均等に山分けとして、今のまま安全にサーチアンドデストロイを繰り返していくことになった


夕方になり野営の準備と食事の準備を始める。


監視がしやすい場所を確認して、レオンがマジックバッグからワンポールテントと腰くらいまである杭を8本取り出して、杭を周りに等間隔に打ち込んでいく。


「それ何してるの?」


海斗は分からなかったので聞いてみた。


「何って魔物避けに決まってるじゃないか」


え!?そんなのあるの?マツキヨさんのコーンみたいなやつなの?


杭は等間隔に打ち込んでから、全ての杭に魔力を流しリンクさせる事で不可視のドームを形成する事が出来るそうだ。


ちなみに魔物避けと言っても実際には魔物を避けさせる効果は入ってないという事なので侵入して来たら当然討伐するそうです。


でも少しでも確率を減らせるなら結構有能なんだね。


晩御飯を作るためにテーブル、調理器具を取り出す。夜が冷えるのでシチューとパンにしよう。

パンは食パンを1斤切り分けておく。食材を切り煮込む、ちなみに俺はチーズを入れる派だ。


出来上がったシチューを皿に乗せてサーニャに渡す、パンは大盛りにしておいた。意外と食べるからね


「美味しそう」


サーニャのゴクリという音が聞こえる。


「おかわりあるから遠慮なく食べろよ。」


「うん!」


サーニャは最初にシチューを一口、目を見開いて海斗を見た後、一心不乱に食べ始めた。食パンの柔らかさにもビックリしてるみたい


「・・美味しい」


「慌てて食べてむせるなよ」


なんだろう、野良猫に餌を与えてる感じがするよ


美味しそうに食べるサーニャを見てから海斗も食事を始める。


うん、美味しい。上手く出来て良かった。外で食べるシチューも良いもんだね


サーニャは早くも2杯目に突入いていた。


海斗とサーニャがご飯を食べていると視線を感じて、見たらレオンとメアがこちらを見ている。えー、まさか


「なあ、それ美味しそうだな」


だよねー、やっぱりそうだよね。


「・・食べる?」


「良いのか?」


「良いんですか?」


2人とも表情とリアクションが一緒だ。もう結婚すればいいのに


2人の食事は節約の為に少な目にしていた。今夜はパンとチーズのサンドイッチなんだそうだ。


シチューを受け取って食べ始めると美味いと喜んでいた。


食事を終え片付けをした後、夜の見張りの順番を話し合う。


「じゃあ先に海斗とサーニャ、その後が俺達の2人で良いんだな?」


「それで構わないよ」


海斗が殆ど全ての索敵をして、近付く魔物の動きを停めていたので楽してしまったと言い、レオン達が後半の見張りをすると提案してきたので、2人には早目に寝てもらった。


時間が来るまではサーニャと2人だけどどうせ寝るんだろうなと思い、地図と黒猫、蒼鳥を放って火の番を始める。


「ねえ、貴方魔道具科学校に通ってるの?」


サーニャが隣に座って聞いてきた。


「いや、学校には通っていないよ。護衛の仕事でね、偶々作って貰ったんだよ」


キックボードを持っていたから気になったんだろうね


「そう、あんなに強いのに何で魔道具科学校の新商品を持ってるのかと思って。学校には通わないの?」


「最初は考えていたんだけどね。それは諦めて旅を続けようかと思っているんだよね。」


「え?」


サーニャは驚いた表情でこちらを見た


「いや、元々この街出身じゃないし。やるべき事もあるからね」


そう、元の世界に帰る方法を探さないといけない


あるかどうか分からないけど、帰還方法を見つけるための旅でもあるんだ。


「・・そう」


俯いたまま黙り込んでしまう。暫く沈黙の時間が流れる。ご飯を食べてから結構時間が経ったんだけどサーニャが寝る気配がない。


「・・あの時はお母さんの看病で疲れてたんだと思う。前の日は心配で夜遅かったし」


「・・だからそうゆうのは出逢った時に言うもんなんだよ」


「言える訳無いじゃない・・」


こんなに小さいのに・・もう少し大人を頼ってもいい年頃だろ


『にぁあ!』


黒猫からの連絡が入った。魔物か?地図を見るが何も反応はない。


「どうしたの?」


急に警戒した海斗に不安の表情でサーニャが訪ねてくる


「いや、魔物の反応は無いんだけど何かが警戒網に引っかかったみたいだ」


蒼鳥を呼び戻してサーニャの肩に預けて留守番をしてもらい、海斗は黒猫の呼ぶ方へ瞬動で向かう事にした。


『にゃ』


黒猫が現場でポスポスと地面を叩いてこちらを見ている。何だ!その癒しのアクションは!?


と、そうじゃない!


近づいて地面を見る。1m位の人形の足跡だ。初めてみる足跡なので取り敢えず写真を撮って後で検証してみよう。


進行方向に歩いている足跡を追いかけたくなったが、3人が心配なので明日の朝皆んなで見に来ようと思い。野営地に戻る事にした。


「何かあったのか?」


帰ってきたらレオンが起きてきており海斗の帰りを待っていた。

ちょっと早いと思ったらサーニャが起こしたみたい。


「いや、ちょっと気になる事があったけど今の所は危険は無いよ。明日の朝皆んなで見にいこう」


朝を少し早目に行動する事にしてレオン達と交代し、サーニャと海斗は寝る事にした。


念の為黒猫と蒼鳥には引き続き索敵をお願いして海斗は寝袋を取り出す。


サーニャは何も用意していないので枕と寝袋を渡してあげると気持ちよかったのか早く寝落ちしていた。


あの足跡は何だったんだろう?あ!そう言えば具体的な質問できるじゃないか!?




教えてモノリスさん!





『あの足跡は2匹のオーガです』




・・・え?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。