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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第1章 最初の街
16/130

NEWアプリはお金と共に

受付の男性に懇切丁寧に説明する。

そうゆう武器を持っている事


自分にしか使えない。そして余り広めないで欲しいという事を


「分かりました。あれだけの威力が出せるのであれば色んなところから引き抜きや、やっかみも出てくるかもしれませんね。

・・ちなみに鋭い刺し傷や四角い凹みなどはもしかして?」


「えっと・・その・・それは」


冷や汗が止まらない


「はぁ、分かりました。上の方にはとりあえずそれとなく報告して魔物は居なかったとしておきます。

ですが!余り混乱を起こすような事は避けて下さい!」


「は、はいぃ!」


ビシッと敬礼をする。受付の男性は1つ溜息をついて魔石とドロップ品を換金してくれた。


それからはNFAの威力と貫通力、どの魔物にどれくらい撃てばいいのかを毎日試していた。

結果、ゴブリンだと最小で5発から10発位で、当て場所によってバラバラだった。最大は上半身が吹き飛んだ。文字通り吹き飛んだのだ


音は30メートル離れていればギリギリ聴こえないって感じだ。

ちなみにスナイパーは全然音が鳴らないので距離を気にせず撃てる。ポインターも気付かれない。

まあ、俺の脳内に投影されているだけだから当たり前なんだけどね。


そしてレベルも上がった。


天道 海斗

18歳

レベル15


HP260/260

MP240/240


スキル

スマホ


・電話にグループ通話が可能になった

・写真の保存 120枚に増加

・生物も保存出来るようになった

・カメラのスローモーションが10倍になった

・地図の縮尺が2キロまで見れるようになった

・地図の検索を同時に2つ選べるようになった

・カレンダーにマークを付けられる様になった

・アプリを3つ選べるようになった



いやぁ、順調に進化が進んできてるね!相変わらず写真とカメラは優秀だ。この調子でどんどん育って欲しい

てか生物ってなんだ!?生きてるの保存したらどうなるの?怖くて出来ないぞ。


うーん、ゴブリンで試してみようか?どうせ魔物だし、今度試してみようかな


ちなみに結果は保存出来た。そしてリリースしても生きていた。どうやら保存した時は覚えていないみたいだった



スローモーションはすんごい優秀になっていた。

ボアの動きが遅い。あれだけ避けるのに苦労したのに今じゃ余裕で避けられる。


ゴブリンなんか止まって見えちゃう位だ。


地図は検査が2つ選べるようになったので魔物と人にしている。

マークは色が増えて赤と青で分かれているので判断がしやすい。

最初に使えない認定して悪かったよ



カレンダーは相変わらずよく分からない。とりあえずマークして放置。

アプリは3つ選べるんだけどまだ決めていない。課金地獄にハマってしまいそうで手が出せないでいたのだ。


でもどうしても気になっているのが1つあり、それを今回は選んでみようかと思う。


『SC 忍コレクション』

忍者アプリだ。

忍びを育て忍術のカードをガチャで引いて装着していくことによって強くしていくアプリなのだが、色んな忍術があり使えたら面白そうなのが多いと思った。


早速ダウンロードしてみる。


起動してみるとマイページの所にガチャ、編成、強化、一覧と出ている。


やっぱりガチャなんだね。うん、そして安定の有料でした

こちらもスタートダッシュキャンペーン中で10連の金額で1枚多く貰える11連ガチャをやっていた。


くそぅ、そうやって、そうやって俺を誘おうなんてそうは・・そうはいかないぞ!

・・いや、でも・・折角取ったんだから1回はガチャしとかないと。・・うん、どんなのがあるか分からないし。


1回だけ、1回だけ回してみる。


出たガチャは最高のURが2つも出た。

おお!流石スタートダッシュキャンペーンである。

コレは引けばまだ出るんじゃ無いだろうか?だってスタートダッシュキャンペーン中だよ?


・・・いやいやいや、それで痛い目にあったばかりじゃないか!

そうだ!後1回、後1回だけやって出なかったらやめよう!そしてお金が貯まったらまたすれば良いじゃないか。


もう1回だけ・・


出たよ、URが1枚出ちゃったよ。コレはやれって事なのか?YOUやっちゃいなよ!と心の悪魔が囁いてくる。


後もう1回だけ・・


ああっ!被ってしまった。


でもURの確率が高いんだ!次こそは絶対良いのが出るはず。


次こそは・・・



次こそは・・



・・・



やってしまった。結局お金がスッカラカンになってしまった。


くそぅ、なんて酷い罠なんだ!また課金の罠にハマってしまうなんて!


すみません、考えなしの私が全面的に悪いのです


けど!おかげで?URがかなり集まった。その中から選別して編集にセットしていく。

編集は全部で6枚セット可能だ


セット内容は

・分身の術

・瞬動の術

・幻術

・変幻の術

・走破の術

・口寄せの術


そしてUR以下のカードを贄にして強化を図る。

結果

・分身が10人まで可能

・瞬動は目視出来る場所まで距離が伸びた

・幻術は30秒から1時間に

・変幻は1日

・走破は天上を逆さまに立てるようになった。

・口寄せは1時間から1日になった。ちなみに召喚できるのは黒いネコと蒼い鳥だ。黒いネコは影に潜れる、蒼い鳥は空に紛れる事が出来、視覚と聴覚を共用出来るようになった。


ま、まぁ、お金は無くなったけど凄い能力を手に入れだと思えば良いのではないのだろうか?


しかし、危機的状況は変わらない。今日の宿屋のお金が無いのだ。


今から魔物を狩りに出掛けると夜になってしまう。それは不味い


この世界は街の外は光が無い。そんな中、光を照らして行動するなんて襲ってくださいと言っているようなもんだ。


うな垂れながら冒険者ギルドへ足を運ぶ。何か短時間で稼げる仕事はないものだろうかと淡い期待を込めて。


「あれ?海斗さん?」


受付の男性が声を掛けてきてくれた。


「えっと、何か短時間で稼げる仕事ってありますか?」


「え?先程10万ゴールドを受け取ったばかりでしたよね?」


「うっ!そ、それが使ってしまって・・」


「は?何をどうすれば大金が直ぐに無くなるのですか?」


言えない、重課金のせいなんて絶対に言えない。


「はぁ、分かりました。取り敢えず今日宿に泊まることも出来ないのですね?なら、海斗さんは夜は強い方ですか?」


え?夜更かしって事なのかな?


「はい、徹夜ならしょっちゅうしてました」


受付の男性はクエストの用紙を1枚差し出す。


「貴族の屋敷で深夜警備のお仕事があります。海斗さんはお一人で森を散策、討伐が出来るので可能ではないでしょうか?」


おお!この世界にも警備のお仕事あるんだ!バイクの免許とバイク費用の為にやった事あるよ。


「大丈夫です。似たような事をした経験が有りますので」


「ではカードを提出して下さい。そこに依頼内容を入力しますので」


カードを渡して依頼の受付を完了する。そして教えてもらった場所まで向かう。今日は後1人2人足りなかったから、ちょうど良かったそうだ


そしてこの依頼が原因で大きな事件に巻き込まれていく事となる

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