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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第5章 教会編
128/130

台風の正体

申し訳ありません


急に原因不明の難病に罹りまして10日程異世界転移していましたw


入院中なので投稿がまちまちになってしまいます。のんびりとお待ち下さいませ

台風とは



熱帯低気圧で、かつ低気圧域内の最大風速が約17.2 m/s(34ノット、風力8)以上にまで発達したものを指す呼称である。




この世界にも台風ってあるんだね、と言うかココ日本じゃないから台風って名前はおかしいのかな?ハリケーン?サイクロン?ま、どっちでもいいか



「海斗さん、どうされたのですか?」


天気予報を見ながら思案しているとアッシュが首を傾げて質問してくる


「いや、こっちに台風・・・じゃ無くて強い風と雨が渦巻きながら向かって来ているんだよ」


「?」


アッシュがピンときて無さそうだったので天気予報の天気図を見せてあげる


「コレはどうゆう物なのですか?」


そっか、この世界に気象情報という概念自体がないのか


アッシュに1つずつ説明をしていき、今回の台風を理解してもらった


「白いのが渦を巻いているんですね」


「そう、それは空に浮かんでいる雲だよ。

風が中心に向かって強く吹いているから渦を巻いてるように見えるんだ」


「初めてみました」


「渦を巻いている風ですと!?」


感心した様に天気図を覗いていたアッシュに説明しているとジットが何かを思い出し、持ってきた資料を漁り出した


「確かこの辺りに・・・ありました。海斗殿、それは数年に1度起るスタンピードの一種ですね」


え!?これスタンピードなの?台風が?


「海の魔物であるギガントマンタが数年に1度繁殖期に入るのですが、その時に群れを成し固有の集団魔法を発動して渦巻く嵐を作り出すそうです。

そして大陸を横断し街を襲い何もかも食い散らかしていくと書かれてますね」


何それ、こっちの台風大災害じゃん


ギガントマンタは餌となる街に向かって進むそうで予報線を確認してみると確かに街を経由していた


気圧は950hpa、風速は40メートル、ギガントマンタ300匹


風は強いしギガントマンタ多くない?


ジットと相談し1番近い街へと向かう事になった。進行中に進路を変えられて襲われるより街で迎撃した方がアッシュも守れるので良いと判断したからだ


街に着くと天候の変化に気付いたのか街の住民は慌ただしく動き回っている


どうやらこの街には巨大な防空壕を作っており、そこに物資や住民を避難させているようだ


アッシュやジットと共に冒険者ギルドへと向かうと、やはり中は忙しくしておりギルド職員が集まっている冒険者達に説明をしていた


職員の1人を呼び止める


「へ、陛下!?」


「あぁ、畏まらなくても良いです。今が緊急なのは理解していますので。

この街の対応はどうするつもりなのですか?」


「はい、戦えぬ者達はこの街専用の防空壕へと避難させ、戦える者達で防衛する予定です。街の被害はある程度覚悟しておりますが」



アッシュの質問に職員は悔しそうに答える。聞けばこの街出身だそうで何年かに1度だから仕方がないと言ってはいたが、やはり故郷が被害に遭うのは誰だって嫌だろう



「そうですか、それならば僕達もその防衛を手伝おう」


「陛下!?」


「民を護るのも我々上に立つ者の使命です。僕が治める国は決して民を見捨てはしない、民を苦しめるだけの悪しき時代はお兄・・いえ、ディエゴの代で終わりました」


「あ、ありがとうございます」


アッシュの言葉に職員は涙を流しながら御礼を言っていた


「では、このギルドの会議室を借りても良いですか?」


「畏まりました、直ぐにギルド長に確認してきます」


職員は急いでギルド長を探しに行く



「皆の者!スタンピードが来るまでに民の避難を手伝うのだ!カムリ殿、防衛の対策を立てるので村長を呼んで来てくれ」



「畏まりました」



ジットが次々と指示を出し、カムリと兵は直ぐ様行動を開始する



兵を半分に分け避難誘導と防衛対策へ回し海斗達はアッシュと共に作戦会議に参加すべく会議室へ向かった




スタンピードかぁ、街の為にも頑張って倒さないとな

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