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スマホの力で異世界を生き残れ  作者: そして誰もいなくなった
第1章 最初の街
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ただ買い物に来てたはずなのに

アルファポリスに投稿していた小説を載せる事にしました


よろしくお願いします。

まだ春の時期なのにジリジリと暑い中、バイト代で買ったばかりのオフロードバイクに跨りドライブがてら国道を走っていく。


日差しは暑いが風は冷たくて走っていると全体的に少し寒い。なのでジャケットを1枚羽織ると丁度良い感じになったのでウキウキ気分で走らせている。


大学に通い始めて電車通学の人混みに嫌気がさしてバイクの免許を取り、バイトに励んでやっとの思いで買ったバイクに慣れる為にドライブでもと。まぁ、ただの言い訳である。

ただ嬉しくて早く乗りたかったのだ。


日用品を買う為に食材から電化製品まで品揃えが豊富なスーパーに行こうと思い立ち、ガソリン満タンにしてスーパーに買い物にきた。


バイク置き場に留めてキチンとチェーンのロックをかける。買って早々盗まれるとか最悪だ。念押しでは無く当たり前の行動だと思う


鍵をかけて少し離れて自分のバイクを見る。


「カッコいい」


ボソッと呟いてニヤニヤしてしまう。今周りから見られたら俺はただの不審者だろう。けと仕方ない、新しい物を手に入れて眺めているのは誰だってにやけてしまうものだから。


「さてと」


お店の中に入るとひんやりと涼しい。もうエアコンが入っているのか。

カゴを持って店内を物色して回る。買う物といっても飲み物と食べ物を数点、バイクなので持てる荷物は後ろに背負っている横向き筒型のバックだけだ。容量はあまり無いので無駄な買い物は出来ない。


レジへ並ぼうと歩みを進めると急に店内の電気が消えてしまった。

周りがざわつき始めて店の外も真っ黒になり女性の叫び声や男性の焦り声などが聞こえて店内はパニックになっていく。


海斗はバックの中から携帯を取り出してライトを照らし店内を見渡す。それに気づいた他の客達も携帯を取り出してライトを照らし始め店内が少し明るくなった。


「一体何が起きたんだ?」


外は真っ暗、電気は消えている、店員も客も困惑状態のままだ


「おい!扉が開かないぞ!?」


誰かが出入り口を開けようとしたのだろう。開かないみたいだ。その後店員らしき人が裏口に回ったのか窓も裏口も全て開かないと言ってきた。


「どうなってんだ!?説明しろ!!」


「そんな事言われても分かりませんよ!」


おっさんが店員に掴みかかって揉め始め周りもそうだそうだと同調して今にも暴動が起きそうな雰囲気になってきた。


海斗は争いに巻き込まれないようにこっそりとその場から離れて傍観しながら店外に置いてあったバイクの心配をしていた。


後もう一言言い合えば殴り合いになりそうな感じが漂った時、店の中心部から一際大きな光があらわれて一気に店内を包み込む。

余りの眩しさに目を閉じて光が収束するのを待つと店内の電気は消えたままで外は明るくなっていた。


そして先程とは明らかに違う光景が目の前にある。

半透明のウィンドウが浮いているのだ


周りを見渡すと1人1人の目の前にあるようで全員困惑状態だった


「はぁ?」


目の前のウィンドウには何やら不穏な文字がチラホラ見える

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