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温もり  作者: やなさん
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あなたにとって愛とは?

 それが夢だと気付いたのは、ちょうど彼女が俺の手を離した時だった。俺は一気に現実界に引き戻され、それで夢は終わってしまった。

 朝のすがすがしい空気を感じながら、俺はいつも通り自転車を漕いで学校へと向かう。あっ、しまった。手袋忘れた。この季節、手袋なしの自転車は過酷だ。そんなことを思いながら自転車を漕いでいく。家からもうだいぶ離れてしまったから、取りに帰るという選択肢はないな、と俺は思った。風が俺の手の熱をさらっていくのを直で感じる。寒いなぁ。ふと心の中で呟いたその言葉に、なぜか俺は胸のどこかがつっかえる感触を覚えた。どこかで経験したことのあるような感じ。またかよ。本当に俺の人生は謎ばかりで。どこかのテレビドラマのような展開を少し理想に掲げながら、俺はただひたすらにペダルに力を加えていた。

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