アイス
先輩「うぅ〜。寒いねぇ」
男「そうですね」
先輩「こんなに寒いとコタツでアイスが食べたくなるね」
男「うーん。なんとなく分からないでもない気がします」
先輩「こう、自然の摂理にあえて抗っていく感じが背徳的でたまらないよね」
男「そうですか」
先輩「夏に部屋をエアコンでガンガンに冷やして、鍋をするのもまたしかり」
男「あーそれは分かります」
先輩「というわけでアイスを買いに行くわけだが、コウたんはどんなアイスが好きかね?」
男「僕は『雪見だいふく』が好きですね」
先輩「おー定番だね。レンジで10秒くらい温めるとさらにおいしくなるよね。たしか分類はアイスミルクだったかな?」
男「アイスミルク!?」
先輩「アイスは日本では乳成分の割合によって、4種類に分類されているんだ」
男「へー」
先輩「1番乳成分が多いのはアイスクリーム。たしか15%以上だったかな? ハーゲンダッツとか高級なアイスに多い」
男「ほうほう」
先輩「次がさっき言ったアイスミルク。乳成分の割合は忘れた」
男「結構テキトウですね」
先輩「まぁまぁ。それで次はラクトアイス。これは結構種類が多い。」
男「あーなんか名前は見たことありますね」
先輩「うむ。これは乳成分は少ないんだが、油脂や添加物でミルクっぽさを補っていたりするため、カロリーは結構高い。食べ過ぎには要注意だぞ。爽やスーパーカップのバニラはこれだったと思う」
男「なるほど」
先輩「最後は氷菓。いわゆる氷菓子。ガリガリ君みたいなやつだね。乳成分はほとんど入ってない」
男「えるたそ〜」
先輩「!?」
先輩「どうした急に!?」
男「いや、一瞬何かに取り憑かれました」
先輩「そうか。大丈夫かい?」
男「えぇ。もう大丈夫です」
先輩「さあ、というわけでコンビニについたし、あったかいおでんでも買って帰ろうじゃないか」
男「さっきまでの話はなんだったんですかね」




