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哲学
先輩「おや、本を読んでいるのかい?」
男「はい、哲学の本ですね」
先輩「へー君はそういうのも読むんだね」
男「先輩はあまりこういうの読まないんですか?」
先輩「哲学とかは苦手なんだよ。なんか深いようなことを言ってるようで
実はあまり意味がないような気がしてさ」
男「そうかもしれないですけど、でも世界の見方が変わるのってちょっとステキじゃないですか?」
先輩「君は乙女だねー。でも本質としては何も変わらないだろう!?」
男「まぁそうですね」
先輩「たとえば君は日本人だけど、哲学上では定義が変わって君は冥王星人になるとする」
男「ずいぶん飛びましたね」
先輩「でもそうなったとしても、私は君と変わらずこうやって雑談をしている時間が
1番幸せに感じるということだよ」
男「それに関しては僕も同意します」




