着物
男「今朝、着物を着た人を見かけたんですよ」
先輩「へー結婚式でもあるのかな」
男「どうでしょうね。でも着物っていいですよね」
先輩「お、コウたんは着物好きかい?」
男「はい。古風な感じっていいですよね。
でも昔はみんな着物を着ていたのに、着物文化も薄れていますね」
先輩「そうだな。動きにくいし、やっぱり洋風の文化に憧れてしまう日本人の気質があるんだろうな」
男「着付けも難しそうですしね」
先輩「でも最近はセパレート着物とかもあるよ。上下が分かれてるから普通の洋服の感覚で着られる」
男「へーそんなのあるんですね」
先輩「うむ、最近は着物用ブラジャーとかもあるし、着物を簡単で奇麗に着るための技術は地味に進歩しているんだ」
男「なるほど、でもずいぶん詳しいですね」
先輩「当然だ。私はきもの文化検定1級所有者だからな」
男「えぇー!そうなんですか!?」
先輩「やはり自国の文化くらい知っておかないとな」
男「すごいですねぇ。じゃあミニスカ着物とか花魁風着くずしとかは邪道派ですか?」
先輩「いや、私はそういうのは許容派だ。文化は変化していくものだからな。
そういうのが可愛いと思う人が増えて、主流になるのであればそれはそれでいいと思う」
男「懐が広いですね。先輩はどんな着物を持っているんですか?」
先輩「いや、私は着物を持っていない」
男「え、そうなんですか!?」
先輩「うむ。それに七五三以来着たこともない」
男「どうしてですか? 似合いそうなのに」
先輩「いや、あの着付けとかめんどくさそうじゃないか」
男「さっきまで着物技術の進歩を熱く語っていた先輩は何だったんでしょう」




