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3Dプリンタ

先輩「コウたん、3Dプリンタ好き?」


男「え? 3Dプリンタですか? いや、好きとか嫌いとか考えたこともなかったです」


先輩「そうか。じゃあどうする? 買う?」


男「いや、買わないですよ」


先輩「最近のやつは結構性能とかも良くなってきてるんだよ。私達CADは結構使えるじゃないか。だから2人で出資して買おうぜ」


男「いらないですよ。だいたい何に使うんですか?」


先輩「いや、えーっとほら、アクセサリーとか小物とかさ作りたいじゃん!?」


男「……」


先輩「えーっとほら、コウたんも車の装飾パーツとかフィギュアとか作ればいいじゃん。その気になれば拳銃とかも作れるらしいよ! 可能性は無限大!」


男「……」


先輩「えーなんでだよー買おうよー。2人でお揃いのアクセとか作ろうよー」


男「そんなに欲しいんですか?」


先輩「欲しい! 使ってみたいんだよ! でも高いんだよ」


男「うーん。試しに使ってみるだけなら、友人が持ってるんで借りられないこともないんですけど」


先輩「おーすごい。お金持ちだね」


男「なんでも暇つぶしに、デアゴスティーニの週間マイ3Dプリンターで55週かけて作ったらしいです」


先輩「1年以上かかってるじゃないか。そんなにかかってたら、完成する頃には型落ち品が安く買えるんじゃないか?」


男「まぁ暇つぶしらしいんで。でもたまにネジしか入ってない週があってヘコんでましたね」


先輩「えぇ……。その辺で買えるじゃん……」


男「本人もそう言ってました。どうします? そんなんでよければ借りてきましょうか?」


先輩「いいね。借りよう借りよう」



 ―後日―


男「いやーなかなかうまくいかないもんですね」


先輩「穴空いてぐっちゃぐちゃだったね」


男「先輩が『フィラメント節約だ!』とか言って肉厚下げまくるからですよ」


先輩「だってフィラメント高いんだもの」


男「まぁそうですけどね」


先輩「まぁやっぱり、ああいうものはプロの人達がいるんだから、ちゃんと作ってもらったほうがいいということだな。なんでも自分でやろうなんて、あさはかなことだよ」

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