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Living  作者: 華歌 李夢
1/3

〜廻〜

初投稿となります!

間違いとかは軽く見過ごしていただけるとありがたいですσ^_^;

 今日は卒業式の翌日であり、“高校行っても頑張れるかい?(会)”の日でもある。

 どう交渉したか知らないけど、その会は学校で開かれていた。

 懐かしく感じるはずの3-1の教室で。

 だが、あまり懐かしく感じなかった。

 なぜなら、僕は高校受験に完全勝利したわけじゃない。

 結局、僕は公立受験には失敗し私立に行くことになったからである。

 そして今、わいわい盛り上がってる中で少し雰囲気についていけてない僕がいた。

——やっぱりこの場に居づらいな。

「ちょっとトイレ行ってくる〜」

 その言葉とともに友達の返事を聞きながらそそくさと教室を出た。

 特に行きたい場所があったわけでもなく、ただ適当に歩いていると、何か一瞬だけ違和を感じた。

——さっきから何かがこの奥から僕を呼んでいるような……

 そこには屋上につながる扉があった。

 扉の取っ手に手をかけ、試しに押してみる。

 金属が擦れあうような不快な音と同時に扉が開いた。

 なんで今日は屋上の扉の鍵があいているんだ?

 これまで何度か来たがあいてることは1度もなかった。

 初めてここに来たが、今朝の強風に運ばれて来たのか、結構砂が溜まっている。

 校舎の中とは雰囲気が思い切り変わり、「ここだけ人々に取り残されているのか?」と疑ってしまうくらい静まりかえっているこの場所。

 景観を引き立てるように、フェンスは全くなく、広い街の景色が広がっていた。

 僕は屋上のすみに座り、外に足を投げ出して遠くを眺める。

「……はぁ」

 気を抜いてため息をついてしまった。頭がボーッとする。「人生において不幸と幸福は差し引きゼロ」と言っていた教師の言葉がイマイチ信じられなくなっているこの現状。

 僕には今。

 何が残っているだろうか?

 そんなくだらない事を考えながらしばらくしての事。

【誰か】がゆっくり屋上の扉を開く音が聞こえた。

 さっと後ろを振り返った————はずだった。

 しかし、すぐにその【誰か】を確認する事は叶わなかった。

 タイミングを図ったかのように風で砂が舞い上がる。

 僕は反射的に目を瞑ったが、予想したより強い風で、体に少し力を入れ、耐えること約二秒間の沈黙。

 気が付いたら何故か目の前にはさっきまでいたはずの屋上のコンクリートではなく空が広がっていた。

「えっ!まさか……」

 今、どう言う状況なのか。

 危機を感じた脳が一瞬にして屋上から落ちた事を把握する。

 だか、状況がわかり、急いで手を動かしても、もう間に合わなかった。

ーー ボーッとしていた。不注意だった。気を抜いてしまった。

 理由はいくらでも出て来たのに現状を打開する策は、なに一つ浮かんで来なかった。

 屋上では【誰か】がこちらを見て叫んでいる。

 この光景何処かでみたことがあっただろうか……?

 なぜか覚えがあった。

 そして、またも記憶にはないが聞いたことのある、機械のような人間のような音声が鳴り響く。

「コンティニューしますか?」

 どういうことだろう?と思ったが数秒の間の後に、まるで対応マニュアルが用意されていたかまたいつものように言い返す。

「……はい」

どうだったでしょうか。

もうすぐ受験だから更新速度は非常に遅いのですが、一ヶ月に一回を目標にしたいと思っています。

まずはプロローグ?をと思ったのですが、書くのに非常に時間がかかってしまいました。

また、アドバイス等をいただけるとありがたいです。

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