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Motor Racing World  作者: ジャミー
6/23

予選で大躍進

予選からは実況と解説が入る。

嫌でもテンションが上がってくる。

『さあ始まりました。MRW‐GTクラス3鈴鹿300キロ。実況は私大野、解説はいつものようにモータースポーツジャーナリストの細田重則さんです。細田さん今回もよろしくお願いします』

『はいよろしくお願いします』

『さてMRWでは大人気のGTクラス3ですが、今回もエントリー多いですね』

『173台ですか。実際のレースでこれだけ集まったら大変なことになりますね』

『でもそこはMRW。フリー走行のタイム順位を元に1グループ約20台ずつ分けられています。1グループにそれぞれ鈴鹿のコースが与えられているので、混雑でタイムアタック出来ないということはありません。さてこのフリー走行の結果ですが、細田さんはどんな印象を受けられましたか?』

『いやー、タイムレベルが速いですね。6月で気温が高いのに1分57秒なんて出てますからね。予選は間違いなく56秒切ってくるでしょう』

『優勝争いはどの辺りでしょうか?』

『上位20台のAグループは有力どころが集まっていますね。ゼッケン5のレッドラインバンテージ、ゼッケン19、チームモスポートバンテージ、27番のスクーデリア跳ね馬458、そして最近上昇中のゼッケン78、ナガタレーシング911もいいところに居ますね』

『そしてそんな中で、初参加のチームが上位に居ます』

『6位の131番、ブランズハッチナカネ458ですね。ドライバーふたりに監督ひとりの最低限人員のチームですが、頑張っていますね』

「お姉ちゃん、ウチのチームが紹介されたよ!」

「うん、なんか嬉しいね!」

姉妹揃ってはしゃぐ。

『細田さん、このチームの注目はドライバーですかね?』

『ひとりは新人ですが、もうひとりはナガタレーシングで活躍していた佐伯くんですからね』

『佐伯選手はこの4月から高校生になったばかりの若い注目株です』

『MRWは小中学生のドライバーも珍しくないですが、公式レースで速い若手は佐伯くんでしょう。ポルシェ使いだった彼がフェラーリをどう操るのか注目したいですね』

「か、和貴って結構有名だったんだね」

実況を聞いていた優奈が驚いている。

「だから言ったろ。優勝目指して頑張ってたってな」

1時間の予選が始まった。

使えるタイヤは新品2セットで、コンパウンドは1種類ずつ。

もっともタイムを出しやすいソフトタイヤは1セットしか使えない。

『さあ予選が始まりました。CからFグループが積極的に動き出しましたね』

『この辺りはボーダー争いが激しいですからね。今回は1分58秒半ばくらいになりそうですが、該当チームは必死でしょう』

『対照的にAグループは静かです。まだ1台もコースインしていません』

『このグループは予選通過間違い無しですからね。上位進出を狙って後半の一発アタックでしょう』

『ポールタイムはどれくらいが予想されますか?』

『ここからどんどんラバーが乗りますから、1分56秒後半、ひょっとしたら半ばまで行くかも知れませんね』

「56秒台の争いか。ゾッとするな」

「佐伯くんの言う通りだね。この車は58秒くらいが限界だと思ってた。それでも戦えると思ってたけど、甘かったね」

「グリップレベルがものすごく上がるだろうから、それに合わせてサス硬めよう」

「そうしたほうがいいだろうね」

和貴たちのAグループはずっと動きがなかったが、25分ほど経過したところで、優奈が出た。

タイヤはミディアムの新品。

『さあ、Aグループに動きがありました。ゼッケン131、初参加のブランズハッチナカネ458。ドライバーも新人の中根優奈』

『女の子のドライバーですね。名前からすると、監督の姉妹のようですが』

優奈の走りに注目が集まる。

その優奈は、

「なにこれ、すごくグリップ高い。簡単にタイヤ温まるよ」

一気に上がったグリップレベルに驚いていた。

1周でタイヤは温まり、タイムアタック。

それから連続2周のアタックで、2周目にベストタイムを記録した。

『131号車、中根優奈選手、初のタイムアタックは1分57秒495を記録。暫定トップです』

『いや新人の女の子ドライバーでこのタイムは素晴らしいですよ』

『このタイムを受けて、Aグループにも動きが見られます。5台ほどがコースに入りました』

それと入れ替わるように優奈がピットイン。

「初の予選アタックはどうだった?」

和貴が感想を聞くと、

「恐い」

と、一言そう漏らした。

「バランス悪かったのか?」

「ゴメン、そんなの分からなかった。こんなグリップレベルで走ったことないもん。限界が全然分からない。だから手応えが全然ないよ」

「でもバランスやハンドリングの悪さは感じなかったんだな?」

「それはなかった。バランスは問題ないと思う。限界が分からなかっただけ」

「了解、あとは任せろ」

優奈の頭をポンと叩いた。

「和貴は大丈夫なの?限界でどんな動きするか分からないよ?」

優奈は不安そうな顔を見せる。

「お前の出したタイムで予選通過は確実だ。だから俺はリスクを冒して攻められる」

残り5分で和貴はシートに収まった。

「理奈ちゃん、1周だけのアタックだ。クリアーラップ取れるタイミングで出る指示出して」

理奈はタイミングモニターとGPSマップをチェックしながら頷いた。

そして残り3分30秒。

「佐伯くん、出て」

理奈の指示が下った。

新品ソフトタイヤでのワンラップアタック。

普通なら緊張するが、不思議と落ち着いていた。

優奈の出したタイムで現在11位。

失敗しても問題ないと思っていた。

アウトラップでグリップレベルを確かめつつ、限界を探る。

「これならかなり思い切って攻められるな」

残り30秒でコントロールラインを通過してタイムアタックに入った。

ストレートエンドでは限界ギリギリまでアクセルを踏む。

最高速は260キロを超えた。

減速しながら1コーナーを通過し、2コーナーを3速で綺麗に抜けた。

そして高速S字。

ラインは1本。

普通はアクセルコントロールで駆け抜けるが、和貴はアクセル踏みっぱなしで左足ブレーキを使い無理矢理走る。

4速キープでリズミカルに走り抜けた。

逆バンクは通常3速だが、今のコンディションなら4速で大丈夫だった。

ダンロップコーナーを高速で抜け、セクター1の計測ラインを通過。

デグナーひとつ目を5速、ふたつ目を3速で進入。

縁石を目一杯使い、スピードを殺さずに駆け抜ける。

『ゼッケン131、ナカネ458の佐伯がすごい走りだ。セクター1でトップタイムからコンマ7秒刻んできた!』

『これはとんでもないタイムが出そうですね!』

実況も和貴の走りに注目する。

ヘアピンはブレーキングが難しい。

緩やかに右に切りながらのブレーキングなので挙動が乱れやすい。

だが現在のグリップレベルとダウンフォースなら大丈夫だという自信があった。

限界ギリギリの鋭いブレーキングで一気に車速を落とし、コンパクトにヘアピンを処理する。

ここから高速区間になり、緩やかに右に切りながら全開。

スプーンひとつ目を4速、ふたつ目を3速で抜ける。

ふたつ目はバックストレートに繋がるので、縁石を目一杯使い、スピードを乗せて立ち上がる。

バックストレートエンドにセクター2の計測ラインがある。

『佐伯の458、高速区間はやはり苦しいが、それでもまだコンマ5秒速い!』

度胸一発130Rは通常よりかなり速い6速230キロで進入。

縁石をギリギリまで使い、アクセル全開で立ち上がる。

その先はシケイン。

一気に2速まで落とし、最短距離を駆け抜ける。

あとはアクセル全開で最終コーナーを立ち上がる。

『さあ佐伯のタイムは・・・来たあ!1分55秒047!2位にコンマ4秒の大差をつけるスーパーラップ!』

暫定ポール。

「やった!」

はしゃぐ優奈。

だが和貴と理奈はまだ緊張した面持ち。

「理奈ちゃん、後続は?」

「6台がアタック中。まだ分からない」

『さあ、このスーパータイムを破れるドライバーが現れるのか?このまま行けば初参加チームで初ポールという快挙になるぞ!』

『ナガタレーシングの黒岩くんがいいですね』

「黒岩さんがいるのか」

所属しているナガタレーシングのエース。

あらゆる面で和貴よりずっと格上のドライバー。

『さあこの黒岩がラストアタッカーになりそうだ。セクター2で・・・佐伯より100分の5秒速い!』

緊張が高まる。

『さあ、他のドライバーは佐伯のタイムに届きそうにない。黒岩だけが可能性を秘めている!』

『シケイン綺麗に処理しましたね』

『さあ最終コーナーを立ち上がる。注目のタイムは・・・来たあ!1分55秒045!佐伯を1000分の2秒上回った!先輩の意地を見せ付けた!』

『ナガタレーシング初ポールですね!』

「破られたか」

和貴はサバサバした気持ちだった。

やれるだけのことはやり切った感覚があった。

でも優奈と理奈は悔しそうだった。

「ふたりともそんな顔するな。予選2位だぞ。上出来だぞ」

「そうだけどさ、でもやっぱり悔しい」

「あれ、佐伯くん、運営から接続依頼が来てるよ」

「予選トップ3はインタビューがある。カメラとマイク繋いで」

「えっ、じゃああたしたちの姿が配信されるの?どうしよう?なに喋ろう?」

優奈が慌て出す。

「お前はスポンサーの宣伝をしろ」

ブランズハッチナカネ458という車名だが、このブランズハッチとは、優奈がコントローラーを買ったショップの名前である。

赤のボディにこのショップのロゴマークが大きく貼られている。

まずはポールを獲ったナガタレーシングからインタビューが始まった。

『黒岩選手、初ポールおめでとうございます』

『ありがとうございます。いやギリギリでした。でも佐伯に勝ててよかったです』

『なんとか先輩の面目を保った感じですか?』

『そうですね。でも佐伯が初参加のチームでここまで来るとは思いませんでした。手強かったです』

『黒岩くん、なんで佐伯くんは今回別チームからの参加なの?』

『それは監督からの説明を聞いてください』

『じゃあ長田監督に繋ぎます。監督、初ポールおめでとうございます』

『ありがとうございます。出来れば佐伯も一緒に喜びを分かち合いたかったですが、まさか最後に立ち塞がる相手になるとは思いませんでした』

『監督、佐伯くんはなんで別チームからの参加なの?』

『同じ学校の同級生がチームを立ち上げたんですが、ドライバーが足らなかったので今回貸し出した形です』

『じゃあ佐伯くんのチームは高校生だけですか?』

『そうですね。車造りも自前らしいです。ここまで手強いとは思いませんでした』

『いやこれは驚きですね!』

実況も解説も本気で驚いていた。

ナガタレーシングのインタビューが終わると、和貴たちの番になった。

『さて今回のダークホース、初参加で予選2位の大快挙を成し遂げたブランズハッチナカネに繋ぎます』

『佐伯くん、見事な走りだったね』

解説の細田が呼びかけると、画面が切り替わった。

中央に監督の理奈、左右に和貴と優奈の配置。

「ありがとうございます。この急造チームでここまで来れるとは思いませんでした」

和貴がそう答えたが、注目は理奈と優奈に集まった。

『ちょ、ちょっと、あとふたりが女の子の姉妹だろうとは思ってたけど、双子なの?』

『しかも小さくてかわいらしい子です。佐伯選手は羨ましい立場ですね』

解説、実況揃って驚いている。

「見た目に騙されちゃダメですよ。ふたりとも癖が強いんで疲れます。真ん中が監督兼チューナーの理奈ちゃん、姉です。その横が妹でドライバーの優奈です」

「初めまして、監督の中根理奈です」

『君がホントにあの458のチューナー?』

解説は信じられないといった声を出している。

「はい。このレースに向けてギリギリまで造り込みました。その成果を佐伯くんが素晴らしい形で発揮してくれたので、大満足です」

『ホントに素晴らしい車ですね。マグレであのタイムは出ませんから』

『セカンドドライバーの優奈選手もいいタイムを出してます。感想は?』

「は、はい、お姉ちゃんと和貴が支えてくれたのが大きかったです。あと素晴らしいコントローラーを提供して頂いたブランズハッチさんにも感謝しています」

『ブランズハッチってMRW関連を扱ってるショップですよね?』

「はい。あたしって非力なんでどうしても不利な面があったんですが、それを補えるいろいろなものでお世話になってます」

『いや現役高校生でスポンサーへの配慮が出来るなんて素晴らしいですね』

『佐伯くん、明日の決勝はどう戦う?』

「正直このグリッドからのスタートは想定していませんでした。メンバー全員で作戦練ります」

『明日の決勝も期待しています』

「はい、頑張ります」

インタビューは無事終了した。

「はあ、緊張した」

優奈はあからさまにホッとしている。

「いつものお前らしさがなかったな」

「和貴は余裕だったね」

「まあ、インタビューはこれが初めてじゃないからな」

「佐伯くん、優奈、ちょっと気が早いけど、今夜はお祝いパーティーしようよ。予選2位なんてすごいよ!」

理奈のテンションがいつもより高い。

「ま、それもいいかもな」

和貴も笑顔で同意した。

その日の夕食は中根家の家族に和貴が加わった。

理奈が張り切って腕を振るい、豪華な食事が並んだ。

ふたりの両親もMRWには理解があり、和貴を温かく迎え入れた。

特に父親は車が好きで、2番手タイムを記録した和貴を手放しで褒め称えた。

「ところで佐伯くんは付き合ってる女の子は居るの?」

母親が興味深々の顔で尋ねてきた。

「いえ、独り身です」

「お母さん、半分嘘だからね。親公認の年上のお姉さんが居るから」

優奈が突っ込んできた。

「だから希とはそんなんじゃないと何度言わせるつもりだ?」

呆れる和貴。

「ほら、幼馴染のお姉さんを呼び捨てだよ。怪しいでしょ?」

「そうなの?お母さん少し残念。娘のどちらかを持ってってもらおうと思ってたから」

母親はわざとらしく残念がる。

「いや、ふたりのお嬢さんはとても素敵なので、俺じゃ釣り合わないですよ」

「相変わらず佐伯くんは社交辞令が上手だよね」

理奈も突っ込んできた。

「あの時はそうだったけど、今は違うよ。ようやくふたりの本質が見えてきたからね」

「へえ、ぜひ聞かせてもらいたいね」

優奈もまた絡んできた。

「まず、姉妹揃って負けず嫌いだ。特に理奈ちゃんはそうだね。向上心の塊だ」

普段は穏やかな笑みを崩さないが、その瞳に宿る闘争心は人一倍強い。

「へえ、じゃああたしは?」

「優奈は一目で負けず嫌いと分かるけど、いざとなると意外と弱い。あと、ひとりでは行動出来ないタイプだ」

「うっ?」

図星を突かれ、反論を詰まらせる。

その言葉を受けて、両親が感嘆の声をあげた。

「へえ、佐伯くんよく見てるね。その通りだよ」

「これはますます持ってってもらいたいなあ。理奈と優奈、好きなほうどっちでもいいわよ」

「そのお言葉は嬉しいですが、遠慮したいです。どちらも俺の手には余りそうなんで」

和貴が本音を漏らすと、両親は大笑いした。

理奈は苦笑いを見せ、優奈は本気で睨んでいた。

夕食後に3人集まって明日の作戦を練る予定だったが、理奈が中止したいと言ってきた。

「なんで?」

「ここまで来たからには、優勝を狙いたいの」

「まあ、狙える位置だからな」

「だからいろんな作戦をシミュレートしたい。それを踏まえたセット変更も考えなきゃならない」

「それなら俺らも一緒に考えるよ」

「ううん、ドライバーは明日のために休んで。明日までがあたしの戦い。佐伯くんと優奈は明日が戦いだから」

理奈の瞳から強い意志が感じられる。

「わかった。じゃあ俺はこれで帰るよ。でも理奈ちゃんも無理するなよ。いくらドライバーが頑張っても、レースエンジニアの判断がダメなら全てが水の泡になるからな」

「うん、ほどほどに頑張るよ」

優しい笑みを見せた。

そして優奈に目をやる。

明らかに表情が強張っている。

「お前大丈夫か?プレッシャーに押し潰されそうな顔してるぞ」

「たぶん大丈夫。ちょっと緊張してきただけ」

いつもの優奈らしさがない。

ちっとも大丈夫そうには見えない。

「念のため、今日は風邪薬飲んで寝ろ」

「なんで風邪薬?」

「副作用で眠くなるから寝つきがよくなるんだ。今のままだとプレッシャーで眠れないように見えるからな」

「和貴も初レース前は緊張した?」

「多少はな。けど俺は真ん中くらいからのスタートだったから気がラクだった。でもお前は2番手スタートだ。緊張するのも分かる」

「ねえ、練習したほうがいい?このままじゃあたし確実に足引っ張りそうだから」

「気持ちはわかるが止めとけ」

「なんで?」

「明日の鈴鹿はフリー走行で走れる鈴鹿とは違う。ラバーが乗ってグリップレベルが桁違いだ。出たとこ勝負で対応するしかない」

「やっぱりそっか。でも不安だなあ」

「だから風邪薬飲んでさっさと寝ちまえ。それがいい」

「うん、そうするよ」

今日は大人しく従った。

和貴も家に帰ると、早々に一風呂浴びてベッドに潜り込んだ。

「優勝を狙う、か」

理奈の強い眼差しは本気の表れである。

2番手からのスタートならば狙いに行くのが普通である。

だか決勝は一筋縄では行かない。

今まで対戦してきた有力チームの手強さはよく知っている。

さらに自分の所属しているチームが立ち塞がる。

エースドライバー黒岩との直接対決。

正直、勝てる気がしない。

さらに不安な要素もある。

「ピットストップのロスタイムだよなあ」

問題はそこである。

有力チームのほとんどは専用のピットクルーが居る。

上手に連携すれば、5秒ほどは簡単に稼げる。

だが和貴たちはピットクルーが居ない。

理奈の指示でNPCが動くが、どうしてもロスタイムが大きい。

それをひっくり返せる作戦がなくはないが、リスクが大きい。

「まあ考えても仕方ないか。明日の朝のフリー走行走ってから考えよう」

和貴も気持ちを切り替えて、早々に眠ることにした。


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