平凡な1日
ピピピピピピピピピピピピ
..........うーーん。もうこんな時間?起きなきゃいけないね。
まだ眠いよ〜。でも起きてご飯作らないと...........。
..............よし!!おはよう私。今日も1日頑張るぞ!!
手早く寝間着から普段着に着替える。今日はピンクのパーカーに黒のスカート、黒のニーソを履く。最近はずっと家にいられるからいろいろな服が着れて楽しい!!
ううぅぅぅっぅ寒い.........。さすが冬、寒いよぉ。
ポチッと暖房のスイッチを押して部屋を暖める。だから暖まるまで我慢する!!..........けど寒い!!
仕方ないからグレーと紺のチェックのシンプルなエプロンをつける。これ冬用だから着るとあったかい♪
んー、今日の朝ごはん何しようかな?トーストは変わらないけど、おかずはサラダとウインナーと何しようかな?目玉焼きか、スクランブルエッグか............。
よし、目玉焼きにしよっと!!じゃあフライパンを火にかけてっと...........。卵もうまく割れたし完璧!!
目玉焼きもできたし、お姉ちゃん達起こさないとだね。じゃないと学校に遅れちゃう。
まずは階段を上がってと..........。よし!お姉ちゃんの部屋の前に到着!!ノックをするけど、返事がない。仕方ないから入って起こさなきゃね。
ガチャリと扉を開けるとお姉ちゃんはまだ布団をかぶって寝てた。私が家に帰ってくるまでどうやって起きてたんだろうね?分かんないけど、今の私の仕事はお姉ちゃんを起こすこと。カーテンを開けて朝日を部屋に入れる。それからお姉ちゃんの枕元に行って揺さぶる。本当は「起きて」って言いたいけど喋れないから揺らすしかできない...........。
ゆさゆさするけど全然起きない...........。本当に私がいなかった時どうしてたんだろうね?仕方ないから最終手段に出ようかな。と言ってもこれをしなきゃ起きてくれない........。その最終手段とは私もお姉ちゃんの布団に潜り込んで、お姉ちゃんに抱きつくことです!!今そこ聞いて呆れたでしょ!!大丈夫私も最初少しそうだったから。なぜかお姉ちゃんはこれで1発で起きるんだよね。本当に不思議。
ゴソゴソとお姉ちゃんの布団に潜り込んでギュッと抱きつく。するとさっきまで起きなかったお姉ちゃんが起き出した。今日もお姉ちゃんはいつものお姉ちゃんです。抱きついた時に変な体温の高さなんてかんじられなかったから大丈夫。
「ん?おはようシキ。今日も可愛いね」
いつもこう言って起きるお姉ちゃん。起きるとまず私を抱きしめ返して、2分くらいそのままでいる。なんでこんな起こし方になったかっていったら、この前お姉ちゃんを起こしにきた時、揺らしても起きなかったからとりあえず手を握ってみたらお姉ちゃんは私をそのまま寝ぼけたまま布団の引きずり込んだことが原因。まぁこれを怒らない私もいけないんだけどね。
「ありがとうシキ。もう起きたからシィアよろしくね」
コクンと頷く。あーあ喋れたらどんなにコミュニケーションが楽か。
いそいそとお姉ちゃんのベッドから出て次はシィーちゃんの部屋に行く。こっちもノックはするけど反応がないから勝手に入る。ここには幸せそうな顔をして寝ているシィーちゃんがいる。
可愛い!!今日もシィーちゃん可愛いよ!!この寝顔を見るだけで私は幸せです。起こすのがもったいないくらいだけど、起こさないといけない..........。仕方ない起こしますか!!
シィーちゃんのベッドに潜り込んで抱きしめる。右手で優しく頭を撫でて、左手で背中をポンポンと叩く。
こっちも私が抱きしめるとすぐに起きる。
「んー?あ、お姉ちゃんだ〜。おはようお姉ちゃん」
まだ寝ぼけてるから声もふにゃふにゃで可愛い!!もうお姉ちゃんを萌え殺すの!?
「そっか。もう朝ごはんなんだね?じゃあ起きないとだねお姉ちゃん。起こしに来てくれてありがとう」
ここでも私はコクンと頷く。
それから私は下に降りてご飯を作る続きをする。お皿に持ってテーブルに持っていく。お弁当はもう2人分作ってあるからあとは包むだけ。
落ち着いた格好をしたお姉ちゃんと制服に着替えたシィーちゃんが降りてくる。
「今日もご飯美味しそうだね」
「お姉ちゃんいつも早く起きてるけど大丈夫なの?」
大丈夫。2人の笑顔をが見れるだけで私は幸せだよ。
それからはシィーちゃんとお姉ちゃんがたわいのない話をして、私はそれに頷くか首を横に振るかのどちらかで会話に入っていく。ハァ.......早く喋りたいな。
みんなで朝食を食べ終わると最後の身支度に2人は入って、私は片付けをする。
なんか幸せだなぁ。朝早く起きるのだってお姉ちゃん達が笑ってくれるだけで、早起きしてよかったなって思えるし、お弁当作るだけで感謝されるし、家事をしてもそう。今の私を必要としてくれるから、それだけで私は嬉しい。それにお姉ちゃんとシィーちゃんに笑顔で「ありがとう」なんて言われたらもうそれだけで私生まれてきてよかった!!って思えるくらい嬉しい。いつまでもこんな生活が続けばいいなぁ。...........うん無理だって知ってる。でも夢見るのは自由でしょ?叶わないと知ってるけど、これぐらいの幻想ぐらい見たっていいじゃない。
いろいろ考えていると、もう2人が家を出る時間になった。玄関に行って2人を見送る。
「行ってきますシキ。ちゃんとしてるんだよ」
「お姉ちゃん行ってきます!!今日も早く帰ってくるからね!!」
うん。楽しみに待ってるから2人とも早く帰ってきてね。............あっ!そうだ行ってらっしゃいが言えないから違うことで代用すればいいんだ!!
今まさに外に出ようとした2人の手を掴んで引き止める。2人ともいきなり私が止めたのを見てびっくりしてる。ふふふ、でもびっくりするのはこれからだよ。
背伸びをしてチュッとお姉ちゃんの頰にキスをする。同じようにシィーちゃんにもチュッてする。えへへびっくりしたでしょ!今日からこれが行ってらっしゃいの代わりだよ!!
2人を見ると顔を赤くして呆然と立っている。早く行かないと遅刻しちゃうよ?
「シキ?..........今のって......?」
「え?お姉ちゃんから.........?」
私も恥ずかしくて顔が赤くなってると思うけど、勇気を出してやったかいがあったよ!!いつものお返しです!!
『いいから早くでないと遅刻しちゃうよ?先生と生徒が遅れちゃったら怒られちゃうよ?』
「.........そうね。じゃあもういくね」
「..........お姉ちゃん。明日もしてくれる?」
もちろん。こんなことでいいなら毎日してあげる。でも今は早く2人とも学校に行って!!本当に遅刻しちゃうから!!
「「行ってきます!!シキ/お姉ちゃん!!」」
行ってらっしゃい。車には気をつけてね。




