筋トレ2
さて、先ほど3つほど上げたメリットについて
・冬は代謝があがる。
・運動をしやすい。
・人が少ないから集中して取り組める。
について、話していこう。
まず一つ目の、冬は代謝が上がるという点について。
これは2つめにもつながってくるのだが
そもそも人の体は食物を口でかみ砕き、
胃で消化して、腸によって吸収される。
その食べ残りが便として排出されるわけだが、
便で排出される食べ物の割合が分かる人はいるだろうか?
正解はおよそ1割程度である。
7~8割は水分で、そこから腸内細菌が1割程度、
残りが古くなった細胞や、食べ物のカスで構成されている。
少し話がそれたが、人間の体は効率よく、
余すことなく栄養を体に取り込んでいるのだ。
だいたい体の消費エネルギーの内、2割は脳によって使われている。
たった1200g~1300g程度の臓器が、である。
そこから、各臓器を動かしたり、代謝を行うのに必要な
活動をするわけだがそれを基礎代謝という。
まあ、ほとんどの人が聞いたことがあるだろうが
そこに運動をしたり、家事をしたりと、筋肉が動くことによって
消費されるものを含めて生活活動代謝と言ったりもする。
そのうちの7割近くを基礎代謝が占めるわけだが、
ここで、先ほどの冬の話になる。
人間の体は、冬の寒さに対抗しようと、体で熱を作るわけだが、
夏に比べて、冬は体温が上がりにくい。
そうすると、いつも以上に体で熱を作るために、
取り込んだ栄養を燃やすことになる。
なので、結果として夏に比べて、冬はエネルギーを消費しやすい、
というわけだ。
ここで、お気づきの方もいるかもしれないが、夏の暑い中で
日中に走っている人を見かける人もいるだろう。
あれは最悪である。
ただでさえ、熱を作りやすい環境なのに、日中に走ると
そこまでの熱産生はいらないため、自分の思っているよりも
消費カロリーは少なくなる。
結果として、自分の努力に対して、効果が見合わず挫折してしまう人が出てくる。
いわゆる、コスパが悪い、というやつである。
なので、もし夏に走りたいのであれば、早朝や日が落ちた後、
出来れば夜をおすすめしたい。
私としては、走るならば早朝を選ぶ。
何故なら、日が落ちたとしても、残暑が厳しいと走るのに集中できないし、
朝、起きた後だと体内のエネルギーが枯渇しているため、
より、体内の脂肪にアプローチしやすいためだ。
人によっては朝は忙しくて、無理という方もいるだろうから
そこは生活スタイルに合わせて、組み込んでほしい。
最後に、夏の日中は避けよう。
熱中症のリスクも上がるし、思った以上に効果がないから。
落ちてるのは脂肪ではなく水分ということを忘れないように。