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第4話 幼馴染のアカウントを見つけた件




 ――そして、新曲発表の時間になった。



 新曲発表と言っても実際歌うというわけではない。事前に歌った動画をうーちゅーぶに予約投稿するだけだ。なので僕はうーちゅーぶにちゃんと投稿されたか確認したり、とぅいったーに投稿したことをファンたちに報告するだけだ。


 僕はパソコンを開きちゃんと投稿されているか確認した。


 (良かったぁ…ちゃんと設定時間に投稿されてるし、投稿する動画間違えてない)


 僕は何度か間違えたことがあり、それ以来かなり入念に確認している。それでもやっぱり前に一度間違えたことがあると心配になってしまう。


 確認が終わったので僕はパソコンを閉じ、スマホでとぅいったーを開いた。そして僕は、


 『うーちゅーぶに新曲を投稿したぜ!みんなたくさん聴いてくれよな!』


 と、とぅいーとした。


 そして直ぐに沢山のリプが来たので、いつものようにリプを眺めていた。


 「リプに返信……か」


 僕は陽翔に言われたことを思い出した。確かに僕は握手会やライブ以外ではファンとの関わりはほぼ無い。ライブの時と普段では髪の色や眼鏡をかけたりかけてなかったりなので、外を歩いても僕があの有名歌手だとは気づかない。そのため、僕はもう少しファンを大事にしようと思っていた。


 (うーん……でもどれに返信すればいいんだ?)


 そんなことを考えていた時、見た事のある顔がアイコンになったリプを見つけた。


 『新曲投稿お疲れ様です!とてもかっこいい曲でそるくんの声に合っていて凄く好きです!これから毎日聴こうと思います!そるくん大好き♡♡♡』


 (うん?なんかアイコンの顔があいつに似てるなぁ……とりあえず返信してみるか……)


 『ありがとな!今回のはかなりの自信作だから毎日聴いてくれるとは嬉しいぜ!俺も大好きだぞ!』


 (うーん……これだとキモイかなぁ??マジで分かんねぇ!)


 「うーん……も、もうどうにでもなれ!!!」


 そう思い返信した。それから僕は5人ほどのリプに返信した。


 すると最初にリプを返した人から返信きた。


 『そるくん返信ありがとうございます!!!まさか返信貰えるとは思っていませんでした!!今まで生きてきた中で一番嬉しいです!!!これからも応援してます♡♡♡』


 (おお、キモイ返信ではなかったようなで良かった)


 それから僕は優越感に浸っていた。そこで僕は思い出した。


 (そうだ、あいつ……と言ってもまだ確信はないが、アカウント少し覗いてみるか)


 そして僕は見覚えの顔のアイコンをタップし、プロフィールに飛んだ。プロフィールを見てみると、プロフィールに堂々と僕達が通っている高校名が書かれており、高校2年生と書かれてあった。


 そして僕は確信した。


 (やっぱり桜じゃねーか!!!)


 正直何となく似てるなぁと思いリプを返した相手が桜だとは思わなかったから凄く驚いてる。


 それから僕は悪いと思いながらも気になって仕方が無いので、桜のアカウントのとぅいーとを眺めていた。すると……


 「うん?どーゆーことだ??」


 そこに書かれていたのは……


 『今日は食べたかったアイス食べられなかったけど、好きな人に行きつけのカフェに連れてってもらった〜♡』


 というツイートと共に先程桜が食べていたパフェの写真がとぅいーとされていた。


 「え……僕の読み間違いじゃなければ桜は僕のことす、好きって……こと……?」


 僕は今凄く心臓の鼓動が凄く早まっていた。


 それから僕はこれ以上見てはいけない……と言うか何故か分からないが見たくない……そう思いぼくはとぅいったーを閉じた。


 明日からちゃんと関われるだろか……


(なんか色々意識しそうでまともに関われる気がしないなぁ……)


 そんなことを思いながら僕は眠りについた。

読んでいただきありがとうございます(*´▽`*)


更新が遅くなり申し訳ありませんでしたm(_ _)m


感想などありましたら、くれると嬉しいですヽ( ´▽`)ノ


では次話でまた会いましょう!

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