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第1話 幼馴染の推しが僕な件

初めて小説を書いたので読みにくかったり、伝えたいことが上手く伝わらないかもしれませんm(_ _)m



 『みんな!今日も配信見に来てくれてありがとな!明日の新曲楽しみに待っててくれ!それじゃあ、おつそる〜!』


 そして、僕は配信を切った。


 「いやぁ、今日も疲れたなぁ…」


 僕は主にうーちゅーぶで『そる』と言う名前で活動する歌手だ。主に自分で作った曲や有名な曲をカバーして活動してるが、新曲発表前やライブ前日に不定期で配信をしている。明日は新曲発表予定なので、今日は配信をしていたところだ。


 そして時間はもう21時、


 「さて、そろそろ課題するか」


 僕はこう見えてもまだ高校生だ。僕は父さんと母さんが離婚し、母親とこの家で2人で暮らしていて、母親が一日中働いていて大変そうだったので、僕も家の生活費を稼ぐために、自分でカバーした曲などを投稿していた。元々そんなに期待していなかったのだが、僕に歌の才能があったのかどんどん有名になっていった。そして、学校で僕の歌が話題になっていることもあった。もちろん、生活費には余裕ができて母さんは凄く喜んでいた。それでも母さんはなぜだかまだ仕事をしている。でも前よりは無理をしていないようで、僕は役に立ててよかったと思っている。


 「まあ、僕だってことは学校の友達には教えてないんだけどね」


 正体を明かさない理由主に2つある。1つは注目されるのが苦手だからだ。元々僕はそんなに人と話すことは無く、クラスの端っこでたまにオタク友達とヒソヒソと話すくらい、所謂陰キャだ。もう1つの理由は、学校にファン達が押し寄せてくるのを防ぐためだ。ここからの話は少し自慢話になるが、僕はうーちゅーぶで活動している歌手の中でもトップを争うくらいの人気だからである。そのためファンもそれなりに多く、僕の学校が明かされれば全国から押し寄せてくるのは間違いない…要は身バレ防止のためだ。




 ――そして約1時間後




 「よし!課題終わった〜」


 そしてそのまま布団にダイブして、意識が薄れていった。






 僅かに部屋に差し込んできた光のせいで僕は目を覚ました。


 僕は重い体を起こし今日の予定を考えた。今日は月曜日、学校から帰ってきたら新曲発表か…今日は早く帰ってきて寝るか…


 予定を考えたところで僕は顔を洗い、朝ごはんを作って食べていた。母さんは朝が早く僕が起きた頃にはもう仕事に行っていていないので、基本朝ご飯は自分で作って食べている。そして、テレビを見ながら朝ご飯を食べていると…



 「ピンポーン♪」



 インターホンがなったので、僕は朝ご飯を急いで食べ鞄を持ち、玄関に行き扉を開けた。


 「優樹おはよー!遅いよー!」


 「おはよう!悪い悪い」


 朝からテンションが高い目の前の女子は、僕の小さい頃からの幼馴染の春風桜だ。桜は茶髪でショートヘア、整った顔立ちに大き過ぎず小さ過ぎずと言った胸、ほっそりとした脚、誰もが憧れるような存在だ。さらに容姿だけじゃなく、成績はいつも上位にいて、運動神経もかなり良い…絵に描いたような完璧美少女だ。


 「むぅ…罰として今日の帰りアイス奢ってね!ネットで美味しいって有名で食べみたいのがあるんだよねぇ」


 「ああ、分かったよ。それでおあいこな。でも今日部活は無いのか?」


 「うん!今日は休みなの!」


 それから僕達は他愛のない話をしながら、学校に向かっていた。それにしても、今日の桜はやけにテンション高いな…


 「優樹!優樹!ねえ!聞いてる?」


 「あー、ごめんごめん。少し考え事してた」


 「考え事って?」


 「いや、桜が今日やけにテンション高いなって思って」


 「あー、それはね!実は今日、私の好きな歌手の新曲が発表されるんだ!」


 「へえ、そうなんだ…」


 今日新曲発表…か…いや、まさかな?僕なわけないよな?こんな美少女が僕なんかの曲聴いてるわけないよな?


 「な、なあ桜。誰の新曲が発表されるんだ?」


 僕は気になりすぎたので聞いてしまった。僕じゃなかったら泣きそう…


 「うーんとねー、そるって言う、うーちゅーぶで活動している歌手なんだけど知ってる?私の推しなんだ〜!声かっこいいくて、すごく聞いてて癒されるんだよね〜」


 ま、まじか…まさかの僕だった!やばい嬉しすぎて顔がニヤける。かっこいいって、桜に言われるのは嬉しすぎる!


 「あれ?優樹どしたの?」


 「いや、ちょっと急に思い出し笑いしちゃってな」


 「えー!こっちは真剣に話してたのにぃ」


 「いやぁ、ごめんごめん」


 「優樹さっきからニヤケてて気持ち悪いよ?」


 「まじで?そんなにニヤけてる?」


 「うん、気持ち悪いよ」


 やばい…まだニヤけてたなんて…


 「で、あれ?なんの話ししてたんだっけ?」


 僕はニヤけててやばいので、話題を逸らそうとした。


 「もういいよ、もう学校着くし」


 そんなこんなで僕達は学校に着いた。そして、桜とはクラスが同じなので一緒に教室まで行き僕は窓側の1番後ろといういつもの席に着いた。


 いやぁ…でもまさか、幼馴染が僕のことを推していたなんて夢にも思わなかったよ。

読んでいただきありがとうございますm(_ _)m


これから週に1、2話更新していきたいと思います(*´꒳`*)


なにか感想などくれると嬉しいです(´∇`)

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