台本2:もう会えない君にこの詩(ビデオレター)を。【女性用】
あらすじ
自身の病気によって一緒にいてもつまらなくさせてしまうと考えた彼女は自ら彼氏を振った。そして、ついに病気が悪化しもう会えなくなる前にビデオレターで別れを告げる。
お元気ですか?
なんかこう......恥ずかしいね......
もう会えない君にこの詩を贈りたいと思います
ちゃんと、届いてるかな
届いてるといいな
あの時は突然突き放してしまってごめんなさい
君のことは本当に大好きでした
もしかしたら、君はもう知っているのかもしれないけれど
私、昔から身体弱かったよね
だけど本当はね、余命宣告を受けてたんだ
もう数ヶ月しか生きれない身体だったんだ
けれど、もう天国に行かなくちゃいけないんだ
君の元へ届く頃にはもう……
うぅん……
ごめんね
突然、こんな手紙なんか贈ってさ
ダメだよね、もう私達、恋人じゃないのにさ
ねぇ、覚えてる?
あの日のこと
二人で授業をこっそり抜け出して、屋上に行ったこと
楽しかったね
あの時、君は何を思ってたのかな?
私はね、ずっと言わなきゃって思ってた
けれどね、君といる時間がとっても楽しくて言えなかった
そんな君が大好きだった
だから君を突き放した
君は今、何を思っているのかな?
もう、私のことなんか忘れてしまったかな?
でもね、私は忘れないよ
君のことは、ずっとずっと覚えてる
私の大切な人だから
だからね、泣かないで
前を向いて欲しい
しっかりと前を向いて歩いて欲しい
きっとそれが君のためになるから
私はね、君の幸せを願ってる
私が遠くに行ってもずっと
君にもらった愛は一生忘れないよ
だから今度は
君が幸せにしたい人に精一杯の愛を贈ってあげて
それが、私からの最期のお願いです
そろそろ、お別れの時間になってきたね
ほんの少しの間だったけれど、楽しかったよ
私の思い届いてるかな?
じゃあ、最後に一言だけ
私の彼氏になってくれてありがとう
君の彼氏になれてとっても嬉しかったです