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条件つきのお姫様

…ナニカに感化されて衝動的に書きました。

モブキャラ最高!

条件その1 おしとやかで気が弱い。

…私みたいなガサツじゃなくて箱入り娘、もしくは世間知らずのお嬢様、みたいな。


条件その2 美人。

…私みたいなモブ顔じゃなくて。


条件その3 庇護欲を掻き立てられる。

…私、顔とか性格からして無理。


条件その4 思考とかが純粋。

…私じゃまず無理。


条件その5 キレイなモノが好き。

…私は平凡で、庶民的な地味すぎないモノが好き。


ここに少しだけ、私の(お約束的な)日常をつづってみようか。


朝、起きる。


着替えた後、家族と朝食。


家庭教師が部屋に入ってくる前に窓から逃げる。


必ず誰かしらに見つかる。


家族の誰かに報告される。


捕獲され、部屋に強制連行される。


家庭教師に説教される。(3時間ほど)


椅子に縛りつけられつつ勉強する。(嫌々)


一人で昼食をとる。


侍女に2回目の着替えをさせられる。


貴族の子女達とのお茶会に出席。


嫌味を言われつつ倍にして言い返す。


侍女に咎められながら部屋でゴロゴロ。


侍女に3回目の着替えをさせられる。


家族で夕食。


部屋に戻って咎められながらまたゴロゴロ。


無駄な抵抗をしつつ風呂に入れさせられる。


髪の手入れとかやってもらう。


侍女をさげる。


本を読みふける。(真夜中の3時くらいまで)


やっと就寝。


…おわかりいただけただろうか。


私には、お姫様なんぞむいてない事が。

私みたいなのに王族なんて荷が重い存在は。



…とか思ってたのに、どうしてこうなった。


「…し、失礼ですが…どなたかとお間違えではありませんか?」


そう言えばなぜか微笑むザ•お貴族様な金髪の美形。

「いいえ。私は貴方に求婚しているのです。」

…どうして私は隣国の美形な宰相様に求婚されているんだろう。


「…どうして、私に求婚なさろうと?」

Q,私のどこが気に入ったんだよ


「…貴方が私の求婚に頷かれるなら言いましょう。」

A,早く頷け



ひ、酷いッ!!こいつ腹黒すぎる。


無理無理。絶対無理。

私が胃痛で死ぬ予感しかしない。


どうにか断ろうと口を開こうとした私にお姉様が鶴の一言。


「うちの妹ならぜひどうぞ。結婚相手が見つからなくて困っていたところですもの」

…キラッキラな美形でいらっしゃるお姉様に叩き売られました。

てかお姉様何気に酷くない?


「では許可もいただけた事ですし…。

早速、私の国に行きましょうか。」



…誘拐、されました。しかも本人じゃなくて家族の了承入りで。


現在地、宰相様のお部屋。


「…本当に私でいいの?自分で言うのもアレだけど、お姫様らしくないでしょう」


「えぇ。…ですが、私の条件に全て当てはまっていますから」


「…条件?」


「…私が好きになれそうで、そこらの令嬢より聡く、身分のいい者の3つの条件です。」


「…私が何をしても文句は言わない?」


「えぇ。…私を好きになって下さって、浮気等さえしなければ。」


「…決めました。私、貴方と結婚します…と言う前に。

お姫様の条件にはあてはまっていませんけど本当によろしいのですか?」


「はい。」


「…私は、貴方の求婚を受けます。」


ガタッ


…あの~なんでこんなに顔が近いんですか。

「…実際の条件は特になくて、ただ単に貴方に惚れただけですけどね」

辞めて!囁かないで‼︎

イケメンボイスには耐性がないんです!


「…ご冗談を。宰相様」


そう言った私の顔は赤かったに違いない。



だって宰相様が笑っていたんだもん!




私、条件つきのお姫様ってヤツです。

腹黒っぽい旦那様に愛されつつ、

今日もガサツにダラダラ過ごしています。

…間違えて投稿してしまったので少しずつ(?)更新します!

すいません。


>無事に終わりました!(4月7日)

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