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旅の始まり
「ピピッ 残高不足です」
「ピピッ 残高不足です」
「ピピッ 残高不足です」
国王から貰った通行証だぞ!?!!?一体どうなってる!!??!??!
「ちょっとお客さん、チャージしないとぉ」
『この通行証、本当に本物かい?』
緑色のゴブリンが、馬車の操縦席で俺を見下ろしている。
「黙れ!!奴隷の分際で!!」
「今何つったコラァ!殺すぞ!!!」
俺は勇者だぞ!
俺の意向に背くのは、すなわち王国の意向に背くのと同義!今ここで殺し―――
「運転手さん、大丈夫です。ここ、私が払います。」
『私達、勇者パーティの一行なんです。』
「チャージしますか?」「金額を投入してください」「カードを受け取ってください」
『おぉ、本物かい。頑張っておくれよ。』
「あなたも行くんでしょ、ハローワーク。」
『私、ヒーラーのリン。一緒に討伐頑張ろうね!』
ヒロインきたあああああああああああああああああああ
つづけたくない




