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私には心がない

最終段階の心をつくられないまま完成してしまった人工知能ロボット。

生きている理由は何か、どうして生まれたのか。理由を探して冒険をしていくファンタジー。

教えて・・・。


誰のために生まれたのでしょうか。

一体私は何者なのでしょうか。

教えてください。

私の生まれてきた理由を教えてください。


私を生み出したのはアルジという人間。

アルジは私ココロを教えてくれる。

そういってくれた。

だけど、もう動かない。

彼はもう、何年も動かない。


だから、私はココロを探しに行く。

ココロとは何か。


ーーーーーーーーーーーーー


僕は旅をしている。

世界は戦争で溢れかえっている。

やりが降ってきたり、銃撃戦も山ほど見てきた。

遠くから死者の叫び声や、怪我人のうめき声が渦を巻くように聞こえる。

「バキッ」

しまった、背後から誰かがやってくる。

でもこれ以上の逃げ場はない。ここで死ぬしかないのか。


「アナタ、ココロ、モッテル?」


ロボット・・・?


こんな戦場にこんな綺麗なロボットがいるなんておかしい。

きっと何かの兵器に違いない。

「爆弾でも持ってるのか?新兵器なのか?」

確信は持てない。でもどこか儚く、寂しげな表情をしていて、だけど無症状だ。


「ワタシ、ココロ、シラナイ、アナタ、ココロ、シッテル。」


確かに俺は人間だから心の一つや二つ、感情くらいあるさ。

でも、機械に心を教えるってどうゆうことだ?

こいつの狙いは一体なんなんだ?

新兵器の試作品のために俺みたいな敵でも味方でもない人を狙っているのか?


「ワタシ、ツクッタ、アルジ、モウウゴカナイ。ダカラ・・・」


助けてほしいってことか?

アルジって主人・・・つまりこいつを作り出した人ってことか?

こいつの作った研究所に行けば何かヒントがあるのかもしてない。

「お前の生まれた所へ連れていってくれ。」

「ワカッタ・・・」


少年と、ロボットは研究所に向かうがトラブルの連続。お互いの故障や、怪我、さまざまな困難を乗り越えながら道は果てしなく続いていきます。

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