急いでくれる?
下校前
「澄子帰ろうぜ」澄子に声をかける「ごめん今日もかやと帰る約束しちゃった。明日一緒に帰ろ」断られた「まじか。一緒に帰ろうよ」と続けて誘います「なんだ?今日めっちゃうちのこと好きじゃん」と返事が来ます「やっぱ怪物の事件もあったし少し心配だからさ」と少し強引に誘う「じゃあ三人で帰るか」と澄子が提案してくる「いや、いいよ。二人で帰んな。ウチ邪魔でしょ」とかにさんがにやけた顔で言ってくる「了解。ありがと、明日ね」と澄子がかにさんに別れを言って二人きりで家に帰る。
次の日
「みなさんそろそろ期末試験があるのでボチボチ勉強始めてくださいね」と来上先生が普段通りに話す。大人たちは本当にこの残酷な生き方に体を慣らそうとしているようだ。来上先生に話しかけに行くかにさんにもいつもより冷たく接しているように見える。
「澄子、昼休み勉強しない?」澄子を勉強に誘う「やる!エナちゃん達と一緒でいい?」澄子から返事が来る「いや今日は二人でやんない?」と俺「なんでよ。いつもみたいにみんなでやろうよ」と澄子「二人じゃ嫌?」と俺「何その面倒いやつ。なんで二人がいいの?」と澄子「今回のテストは本気で点数取りたいから」と俺「嘘つくのはやめてね。傷つくから」と澄子「あんたこの間先生に言われたこと気にしてんでしょ。大丈夫だよ誰も簡単には死なないから」と続けて澄子「現実的に無理だろ。」と俺「じゃあみんなに『うちより先に死なないでね』ってお願いしとくから安心して」と澄子「俺は真面目に話してる」と俺「うちも真面目だよ。みんなと勉強してるから落ち着いたら入ってきな」と澄子。惨事になる前に俺がなんとかする。絶対に
テスト七日前
昼休み教室でスマホを見ていると「あんたマジでうち以外と関わらない気?」と澄子が話しかけてきます「そう言ってんじゃん。俺だけじゃないよ、澄子も関わらせないよ」と強めの口調で言います「うちはあの三人とは絶対縁切らないからね」と優しい口調でそれだけ言って席に戻った。教室に来上先生が入ってきてまた学校生活が始まる。
テスト六日前
いつもより早く学校に来て教室に人が少ないうちに宇高さんに話しかけに行く「おはよう宇高さん」とにこやかに「おはよう持井君。今日は早いね」と優しい声で返事が来る「今日澄子と二人で勉強するから俺と澄子抜きでやってて」と伝える「前みたいに皆でやらないの?」と不思議そうに首を傾げる「ちょっと色々あってね。ごめんね」と伝えてその後の返事を聞かないまま席に戻る。
昼休み
四限が終わってしばらくしてから澄子が歩いてくる「お疲れ」と少し怒ったような声で話しかけてくる「お疲れ。どうかした?」ととぼけたように聞く「次同じことやったら許さないよ」と質問を無視して続ける「エナちゃん『なんか怒らせたかな?』って結構悩んでたけど?しかもうちと一緒に勉強しないことになってたし。過保護にしてくれんのはいいけど、このままじゃうち普通に生活できなくなるんだけど。今日もエナちゃん達と勉強してるから来たければ来れば。みんな優しいから入れてくれんじゃない?今日はもう立とは話さないから話しかけてこないでね」と大目玉をくらう。早くなんとかしないといけないのに
テスト五日前
今日はかにさんに会う為に遅刻ギリギリに学校に行く。駅の近くでかにさんを見つけて「おはよう。かにさん」と話しかける「おはよう。今日遅いね」とほぼ遅刻している時間なのに余裕そうに話す「今日は澄子と二人で勉強したいんだけどいいかな?」と弱々しく伝える「いやぁごめん厳しいかな」と言いにくそうに返事か来る「なんで?二人で勉強したいんだよ」と懇願するように返す「あーなるほど。やめといた方がいいと思うな。昨日かなり怒ってたよ」と昨日の勉強の様子を簡単に説明してくれる「お願い。みんな澄子との勉強断るように伝えて」と頼む「それは無理。多分澄子が傷つくから。ごめん、あとなんか最近持井キャラ違くてキモいかもだわ」とそれだけ言って早足で去っていく。
昼休み
四限が終わり一人で席に座り周りの様子を見る。友達と弁当を食べてるやつや一人でスマホをいじっているやつ、トイレに友達を連行するやつ、友達とテストの勉強をしに行くために教室を出ていくやつなどがいる。今までと何も変わらないふうにみんな生活しているが、そのうちみんな大きな傷を負うに決まってる。澄子だけはそうならないように助け出さなきゃいけないのに誰も理解してくれない。…明日太田に声かけるか。
テスト四日前
今日は太田に会って澄子との勉強会をやめるように頼むために早めに学校に行く。教室に入って荷物もおろさずそのまま太田のところに行く「よお太田」と話しかける「よっ。久しぶりに話せて嬉しいぜ立〜。最近なんかあったの?」と太田はふざけた様に、楽しそうに話す「今日は澄子と二人で勉強したいから、そう伝えてくんね?」と前と同じように伝える「任せろ!でもせっかく話せたのに寂しいよ僕は。テスト終わったらまたみんなで遊びに行こうな。今度はかにさんも一緒にね」と嬉しそうに太田が話す「なんか太田めっちゃ明るくなったな」と遊びの話を濁す「初対面とは全然話せんけどね!」と太田が胸を張って答える「おぉそうか。じゃあ、そういうことで、お願いね」そう伝えてその場を去る
昼休み
昼休みが始まるとすぐ「立―」と太田の声が聞こえる「どうした?」と俺「由根さんが『もう言わないからね』だって。なんか悲しそうだったけど大丈夫?」と心配そうに言う「大丈夫だと思うけど。ありがと」と平然を装う「昼休み勉強しない?」と続けて俺が言う「わり、宇高さん達と約束あるから今日無理だ、てか立もきたら?」と太田が悪気もなさそうに言う「…そうだよね。今日はいいかな。ありがと」
テスト三日前
「今日も一日頑張りましょう」来上先生が話し終わる。来上先生がかにさんと話している。自分が落ち着いてないことはわかる。でもこの人しか俺の考えを理解できないことがわかった。来上先生がかにさんと話し終わるのを一限の準備時ながら待つ。かにさんとの話が終わり廊下に出た来上先生に声をかける「すみませんお話いいですか?」と俺「そろそろ一限始まりますけど大丈夫ですか?」と来上先生「今日空いている時間ありますか?」と少し考えた後答える「昼休みに職員室に来てください」と来上先生。




