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本性  作者: hagisiri
13/26

今ハマっている事

次の日の朝

 登校中電車に揺られながらニュースを見ます。(未成年の性行為の急増が問題に)(昨夜銀行強盗が2件同時に発生)(高齢者ドライバー海にダイブ)(川で外来種が爆増)

 学校の最寄り駅に着きます。学校まで歩いていると後ろから肩を叩かれます「おはようございます。由根さん」とニマニマしているかやが立っていました。 

「おはよ。今日は早いね」と少し驚いて冷たく返しました。

「昨日の夜何してらっしゃいました?」とニッコニコのかやが質問してきました。

「持井とテストお疲れ会行ってきた」と平然と答えします

「なんかあった?」とかやがしつこく聞いてきます

「別になんもなかったよ」としらを切ります

「何もない男女は手を繋いで外を歩かないんですよ?」とかやが歯を見せて笑っています。

「うざすぎ。見てたなら最初から言えや」とふざけ半分で答えます。

「ごめんごめん。詳しく聞かせてよ」とかやがまだ話を続けます。

「絶対やだ」とうちが言うと「なんでよ。お願い」と、こんなやりとりを繰り返しているうちに学校につきました。

      学校で

 「今日の放課後、文化祭の出し物を決めようと思います。考えておいてくださいね。今日も一日頑張ってください」と来上先生が話し終えました。

 来上先生が毎朝少しの隙もなくかやに絡まれているこの光景が微笑ましくてとても好きです。この間何日か行ってなかったけどやっぱり寂しそうでしたね。


授業が終わり鞄から弁当箱を取り出そうとしていると「文化祭のやつ考えた?」かやが聞いてきます

「全然。えなちゃんたちに聞くか」と太田の正面で椅子を反対に向けて座っているえなちゃんの方に向かいます。

「えなちゃん文化祭考えた?」とうち

「今ちょうど翔太君と話してたところだよ」とえなちゃん

「なんか良い案でた?」とうちが聞くとえなちゃんの返事がくる前に「翔太君?」とかやが割り込んできました。

「太田君の名前だよ」とえなちゃん

「だよね!知ってた」とかやがわざとらしく誤魔化します「ほんとごめん『太田』ってイメージしかなかった」と続けます

「うわー傷ついたわ」脱力するように言う太田は何も気にしていない様子でした。

「で、なんか案出た?」と話を本題に戻します

「お化け屋敷とか飲食店とかテンプレみたいなやつしか出てこないんだよね」とかやちゃん

「そうだよね。ありがと」みんな同じように悩んでました。うちらと同様にに頭をかかえる二人から離れて「みんな同じようなもんだね」とかやにいうと「ねぇ、そうっぽいね」と何か企んでいるように、不適な笑みを浮かべていました。


 本日最後の授業も終わり 「では、何か案がある人はいますか?」と来上先生がみんなに声をかけます。

 みんな何も言わず話し合いが長引くと思っていましたが。「美女と野獣の演劇がいいと思います」と真っ直ぐと伸びた腕の下にはかやが笑顔で座っていました。

 クラスのみんなはあまり乗り気ではなさそうでしたが「うちにいる持井と澄子は学校一ビジュアルがいいと思いませんか?」とかやが続けていうと自分がメインを演じなくて良いと安心する人と勝手にうちらの色恋で盛り上がる人たちで半数強が賛成派になりました。

「他に意見はありますか?なければ演劇にします」と来上先生が進行します。

「僕はカフェみたいな奴でいいと思いました」と太田が最高の提案してくれます。その直後えなちゃんに何か言われ「やっぱり何でもないです」と訂正しました。

 太田の妙な動きの後、みんなが黙り込むと「じゃあ演劇でいいですか」と来上先生が話を進めます。

 みんなは小さく頷きます。

 来上先生は「持井君と由根さんは大丈夫ですか?」と聞いてきます。持井の方を見ると「別にいいんじゃない?」と満更でもなさそうなので「うちも大丈夫です」と話が決まりました。

 その日の放課後は脚本作りということでうちらは先に帰らされました。できれば脚本作りに参加させて欲しかったですが、かやに「いいから先帰ってな」と背中を押され教室を追い出されました。

 下駄箱で靴を履いていると「澄子一緒に帰ろ〜ぜ」と立の声が聞こえます「いいよ」とうちが返事をして駅まで歩きます。

 「脚本書くのかやなんだけど。大丈夫そう?」とうちは承認を得るようで心配するような不安げな態度で尋ねます 「大丈夫じゃない?太田もいるだろうし」立は平然としています

 「太田はかやに負けて同意することしかできないよ。えなちゃんがいない時のあいつはクソ弱い」とうちは諦める様に言います

「まあヤバそうならそれはそれでいいんじゃない?」と立はどこか楽しみにしているように話していました。しばらく歩き駅につき「じゃあまた明日」「さらば」と別れを伝えます。

   次の日

 「澄子、脚本考えたよ!徹夜して考えたんだ」目の下にクマを拵えたかやがウキウキで脚本を見せてきます。その内容は恋愛要素が多すぎるけれど全てが繋がっていて、指摘して仕舞えば全てが作り直しになってしまうような内容でした。

 「これかやが考えたの?」と聞きます

 「いやクラスの人と放課後バ先の先輩にめっちゃテコ入れしてもらった。ちなみに最初出した案だと濡れ場あった」無垢な眼差しで私を見つめていました。

「みんなの前で濡れ場の話したの?」と驚く

「そう。バ先の先輩に流石にダメって言われた」とクラスでは承諾されたかのような言い方でかやが言います。

「危な!」この完璧なストーリーの流れを見るに、頭の切れるバイト先の先輩の影響が大きい様です。

かやの目の下のクマを見て「まぁいいよこんくらいなら。脚本ありがとうね」と観念した様にいうとかやは笑顔で立に脚本を見せに行きました。

   放課後

「まだあんたら以外の配役決めてないからあんたらのとこだけ練習しといて」とかやから指示が出ます

「何やんの?」と立が聞きます

「発声とストレッチで良いんじゃない?さっき調べたらそんな感じだった。後これ台本ちょっと読んどいて」とかやに言われたので音楽室に立と二人で移動して調べながら発生練習をします。

「あってんのこれ?」と立に聞きます

「知らんけどとりあえずでかい声出れば良いんでしょ?」と完了する事を優先している様です。

   一時間後

「かや〜。結構やったよ」と立と一緒にかやのいる教室に顔を出します

「お疲れ様― こっちもうちょい時間かかりそうだから先帰ってていいよ」とかやと周りの何かしらの役候補の人等が優しく帰宅許可をくれます。

   次の日の朝

 席でスマホをいじっていると「配役決まったよ」と今にも閉じそうな目でフラフラとかやが歩いて来ます

「大丈夫?」とかやに聞きます

「衣装のこと考えてて、せっかくなら可愛いのがいいじゃん」と嬉しそうにかやが微笑みます

「無理しないでね、劇より体の方が大切だからね」とうちは心配します

「大丈夫だよ、まだやる事がいっぱいあるからね」とかやがニッコリと笑います

「絶対無理しちゃダメだよ」今度は少し説教するように言います。それと同時に「皆さんおはようございます」と来上先生が入ってきます。


「…では今日もがんがってくださいね」朝の一連の流れが終わり一限の準備をしている時ふと顔を上げるといつも通りかやが来上先生に話しかけに行ってました。

    放課後

 「今日配役が決まったからそれぞれ練習して最後には軽く通せるようにしといて欲しい。やる事多くて大変だけどお願いします」とかやに言われ、それぞれ練習を始めます。


 …「じゃあそろそろ終わるからちょっと通してみよう」とかや

「了解、あんま覚えれてないんだけど台本持っていい?」とうち

「仕方ないな〜 いいよ」とかや


 全体を通してやった後「みんなお疲れ様」とかやが全体に声をかけます

「澄子ちょっといい?」とかやに声をかけられます

「どうした?」とうち

「ごめん、もうちょっとだけちゃんとやってほしい」とかやが手を合わせています

「ダメだった?」とうち

「うん、ちょっとだけ声が小さかったりなんかニヤけてたり、少し恥ずかしいのはわかるけどお願いします」とかやに注意されます

「了解」やらせといてイチャモンをつけられたことに少し気を悪くします

「持井にも言っといて」とカヤ

「ん」と無愛想に返事をして持井の元へ向かいます。

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