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ショートショート11月~3回目

病院の付き添いの待ち時間という執筆ゴールデンタイム

作者: たかさば

 どうも、どうもどうも。


 毎日自由気ままに文字をつないでは、躊躇することなくスポンスポンと世界に公開しているものです。


 本日は、ちょっと気が向いたので私の執筆環境というか傾向?状況のようなものについて語ってみようと思います。

 途中、老人や介護や病院の話題が出てくるので、そういうのが好きじゃない方がこのページをご覧になってしまった場合は、そっとブラウザバックの方向でお願いいたします。


 私にはかなり相当老いた親が二人おりまして、年相応にかなりあちこちにガタが来ております。


 親1:高血圧/歯周病と治せない虫歯/白内障/歩行補助必要/ストマ増設者/老いによる体力低下/要介護2

 親2:高血圧/坐骨神経痛/椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症/下垂足で要装具装着/コルセット装着/網膜裂孔経過観察中/白内障/神経過敏/歯周病/外出時車いす使用/要支援2


 月イチの定期検診や調子が悪かった時の受診なども併せますと、毎週はもちろん連日で病院へと足を運ぶことも珍しくありません。


 例えば、直近のリアルな出向状況はこんな感じです。

 月:午前/親2の整形外科

 火:午前/親1の内科定期健診

 水:

 木:午後/親1の月イチケアマネさん面談

 金:午前/親2の内科インフルエンザ予防接種

 土:午前/親1の眼科

 日:

 月:午前/親2の眼科(白内障の方)

 火:午前/親1のインフルエンザ予防接種

 水:

 木:ストマ装具の購入他

 金:午前/親2の整形外科装具点検

 土:午前/親1の歯医者定期健診

 日:親2が体調不良を訴えて時間外救急外来受診


 ※ちなみにこれプラス、親1を火木土/親2を月水金に買い物に連れて行かなければならない

 ※親1と親2の折り合いが悪いため、同日同時間同じ場所に連れて行くことは不可能

 ※親1は月水金とデイに通っている(17:00にマンション下まで出迎えが必要)


 病院の待ち時間ってわりと長いんですよね。

 窓口に行って、並んで待って。

 受付して、呼ばれるまで待って。

 診てもらって、会計待ちして。

 薬局行って、呼ばれるまで待って。


 定期健診などの場合は予約が取れるので比較的待ち時間は少ないのですが、思いがけず調子が悪くなった場合は予約がないので、朝一番の受付をしなければなりません。こうなると診察までに二時間待ちなんてことが珍しくないんですよ。各種レントゲンや採血採尿なんかの検査待ちも加わって、朝一から三時のおやつまで拘束なんてこともあります。


 まあ、そのしちめんどくさい待ち時間なんですけど、わりとかなり実は創作するのにもってこいなんですよねえ。


 病院内でべらべらしゃべるわけにもいかないので黙って待ち続けるわけなんですけど、何もしないで壁を見ているのも面白くないのでスマホを手に取るんです。でもってスマホのカバーをめくったら自動的になろうのマイページを開く癖がついておりましてですね。あとはもう新規小説作成の文字をタップして、みみっちく画面タップでひたすら文字を入力していく(フリック入力できない)という流れです。


 ごくたまに、素直な感情を勢い任せでそのまま文字にする事もあります。目の前で起きた小さな事件をそのまま実況さながら文字にする事もあります。そういう時は創作という考える時間が無く、思うまま見たままのレポートになっているのでサクサクと文章になります。


 何て言うんですかね、いつ呼ばれるかわからないスリルのある時間だからでしょうか、やけにこう、気分が高揚して執筆が捗るんですよ。


 おそらく、自分の時間を我儘な親に贅沢に使い放題されているという怒りの感情や開き直ってゆかいな事を考えて全部誤魔化したれというやけくそさらに色々とあきらめて妄想の世界にどっぷりつかるくらいしかできないんだという悲しみストレスマックスで自我が暴走しておかしな発想に拍車がかかり過ぎて見苦しい事になっている自分に対するやるせなさ単なる自身の老い若さを失ったことを嘆く気持ち…、そういうものが複雑に絡み合ってミラクル効果を生み出しているに違いありません。


 呼ばれたら中断しなければなりませんが、わりと細かく有用時間をつなげていけるのが強みです。執筆を中断することで一息入れる隙ができて、新たな物語の派生を見つけ出すこともあったりするんですよね。


 受付待ちで20分、診察待ちで20分、検査待ちで20分、検査の結果待ちで30分、診察待ちで20分、会計待ちで10分、薬局の調剤待ちで10分…合計2時間くらいになります。

 私は短編を書くことが多いので、日によってはこの時間で2本くらい書くこともあります。


 もともとやる事に追われているとどんどん作業スピードを上げていくタイプなので、こういうちょっとした時間を使って執筆することが向いているのかもしれません。まあ、落ち着いて物語をじっくり書くとか丁寧に見直しをするとか、その手の繊細な作業が実はけっこうわりとかなり苦手だったりするという弱点はさておき。


 私が連日連夜短編を毎日投稿し続けているのは、こういった背景の賜物的な部分が多かったりします。

 中の人が何人かいるとか、AIに書かせているとか、自動書記のお世話になっているとかそういった秘密の類は一切ございませんです、はい……。


 という事で…、よかったら皆様も隙間時間を見つけて、思うまま気ままに短編執筆、やってみてくださいね~というお話でした。


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― 新着の感想 ―
[良い点] まず、親1さん、親2さん、お大事に…! 色んな病気などが複数重なると通院大変ですよね…。 それも、同時に連れて行けないなんて…。 しかし、待ち時間に執筆活動とは驚きました。 私はそういう…
[良い点] 素敵な時間の使い方です。 [一言] 同じ待ち時間でも執筆しながらだと充実してますね。 素敵です。
[一言] すごくよくわかります! 病院の待ち時間って長くて、自分も含めて子供の病院に付き添うのが嫌でした。 ところが。 ふと、待ち時間に執筆してみたら、まあ進む進む。 「いつ呼ばれるかわからないスリ…
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