表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よく見る異世界録〜ありきたりのハーレム目指す〜  作者: 野田いしと
0章 ありきたりの異世界に生まれて
1/29

1話 え?俺死んだの?

初めまして!野田いしとです。

これが初めての執筆です。

ただただ思いつきで書いていくので更新時間など決めていません。この物語がどう動いて生きていくか自分が一番わくわくしながら楽しみます。

よろしくお願いします。

 大学4年に本格的な就活が始まってから数ヶ月が経つ。未だに内定は貰えず同期に置いていかれる日々。


「はぁ…」


 気がつけばため息をする日も増えつまらない人生が、先真っ暗な未来が近づいて来る。

 いくら面接の練習をしようが何がダメで落とされるかなんてわかったものではない。


「くそ。あのハゲ散らかしてるおやじ。女ばっか見て目すら合わせねー。」


 就活をしていくととにかくストレスが溜まる。自分の運が無いのは22年間生きてきてよく分かってるが就活くらい勘弁してほしいものだ。

 

 就活の日々のストレスを少しでも解消しようとギャルゲーをしてひたすらヒロイン達を攻略していく。


「ゲームみたいに選択技が見えてれば面接官の攻略なんて楽なのにな」


 いつも通り深夜2時くらいまでゲームしていつもの日常がまた今日も終わっていく。


 また、いつもの日々が始まる。起きて、就活の準備して、面接を受け、帰ってギャルゲーして寝て。

 

 両親も兄弟家族さえいないこんな世界何もないならいっその事無くなってしまえばいい。ベッドへとダイブしてまた今日も終わろうと寝静まる。



ガタガタガタガタガタガタガタガタ



【関東で震度7の地震が発生】


 震源地も不明な謎の地震が起こり死者200名以上、行方不明者5人となる自然災害が日本を襲った。


―――――――――――――――――――――――――――



(ん???)


 身体が動かない。身体が動かせないだけじゃない声も出ないのだ瞼も重くうっすらと世界が見えてくる。


「あ、、、う、、」


 聞き慣れない声がモヤがかかった様に聞こえてくる


(え??俺の声なのか?)


 混乱していると急に身体が浮き上がりだした、身体はなにか暖かいもので包まれてとても良い匂いが鼻をくすぐる。少しずつ視界が開ていくと目の前には見知らぬ男女が顔を覗き込んでくる。


「あなたはレイン。私たちの大事なレインよ」


 混乱はしているが思わず泣いてしまう。ああ、この人は俺の母さんなんだ。初めてなのに久しぶりに会った様な懐かしささえも溢れてくる。


 俺の前世にはもう両親は居なくなっていた。ただ、運が無かったのであろう、車に乗っていて隣のトラックのタイヤが破裂両親はそれに巻き込まれたらしい。

 

 何も感じなかったらわけではない。中学生ということもあり物分かりよく言おうとしたため。1人で孤立してしまったのだ。


 この懐かしさは両親というものにまた出会えたこと温もりに感謝しかない。これが夢だとしても地獄な日々に少しだけの心の安らぎが得られただろう。

 




 数ヶ月が経ちレインとしてこの世界に産まれたことを理解してきた。俺、片山彰人はどうやら前世の記憶を持ちながらにして新しい生を受けた様だ。痛みも苦しみも何もなく前世で死んでしまった為最初はこの世界が夢だと思っていた。しかし、数ヶ月経っても覚めないし母さんはなにやら水を飛ばしたりしてるので違う世界なんだと理解するしかなかった。

 

 赤ん坊でいるのはすごく暇だ。暇だから寝るしかない。寝て飲んで寝て寝る。人生に追われてた日々を考えるとのんびりして気が楽になっている。

 とにかく母さんは青みがかかった長い髪にスッとした綺麗な輪郭とても美人だ。ご飯の時間はパラダイスでしかない。


(いろんな意味でご馳走様です。)




誤字脱字ございましたらご報告よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ