防漏は
前回の続き。
追跡されている女は、使われていないビルの1つへ。
3階の窓が何かで完全にふさがれている。
ケイトとカレンは、「防弾仕様かな?」
「私たちは防漏仕様が欲しい」
「膀胱ね」
「もれそう」
不審な女は3階へ。
その頃、女性刑事2人の動きを追うGPS に対応して、
本署から応援の警官たちが数台のパトカーで現場に向かっていた。
追われている女が、3階の部屋のドアを鍵で開けようとしたとき、
ケイトとカレンが近づき、
「バッグの中を見せて。いくらなの?」
その瞬間にドアが中から開けられ、
人相のよくない男が、銃を通路の天井に発砲。
不審な女を中に引き入れた。
女性刑事たちは階段に避難し、閉まったドアに向けてピストルを連射した。
そのうちにパトカーのサイレンが聞こえ、
応援の警官たちが現場に駆けつけた。
ケイトとカレンは、「中に銃を持った男がいるわ」
(続く)