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精霊と共に  作者: キリくん
シャングリラ学院 ━大会編━
22/37

スピードフェンサー

お久しぶりです。この時期大変だと思いますが、皆さん頑張りましょう!

第1試合が終わり、待機部屋へ戻るとセリアが飛び込んできた。


「アーサーお疲れ様!!」

「どわぁ!!」


突然飛び込んでくる奴がいるかー!!!


「すごいわアーサー!キャス先輩に勝てちゃうなんて!」

「セ、セリアさん・・・?とりあえずそこをどいてもらえないでしょうか?」


俺は今セリアに馬乗りされている状態なのだ。


「ああ、ごめんごめん。ついね」

「全く、ボロボロのやつに飛び込んでくるなよ・・・・・・ん?」


呆れていると、ロットが近づいてきた。


「・・・・・お疲れ」

「・・・おう!」


少し照れくさそうにしているが、顔は楽しみを隠しきれてないのがよくわかる。


「それにしてもあなた、やっぱりとんでもないわね。私勝てるかなー?」

「よく言うよ。正直魔法の質を見ればセリアの方が上なんだぞ?」


そう。俺はサラの力で並以上の力は出すことができる。だが、セリアの魔法はそれ以上に威力や精度が高いのだ。俺は元々魔力が少ないしな。


「あら本当?そう言われたらやる気も出てくるわね」

「・・・おいセリア。そろそろ準備した方がいいんじゃないか?」


そう言われて魔道具によって映し出された映像を見ると、既に第二試合が始まっていた。


「ほんとだ。それじゃあそろそろ行くね」

「頑張れよ!」


笑顔でこちらに手を振りながら控え室へ走っていった。


「アーサー、ちょっと軽い組手でもしないか?」

「悪い、ちょっと用があるんだ」

「そうか、わかった」


ロットに断りを入れて人気のない所へ向かう。周りに誰もいないことを確かめ、サラに連絡をする。


「(サラ、サラ。そっちはどうだ?)」

「(特に怪しいところはないよ。至って普通かな)」


今サラにはセレナの監視を任せていた。何かあればすぐにわかるように。


「(・・・昨日のあれは一体なんだったんだ?)」

「(分からないけど私も嫌な感じだった。ねぇアーサー。2人に相談しないの?)」

「(2人にはこの大会を楽しんで欲しいんだ。俺たちだけで何とかしたい)」

「(そう・・・相変わらずだね)」

「(・・・そろそろ戻る。引き続き頼んだ)」

「(おっけー。そっちも頑張ってね!)」

「(あぁ)」


何も無かったことに胸を撫で下ろす。


「とりあえずは大丈夫みたいだな。何も起こらなければいいんだが・・・一旦戻るか」


とりあえずロットのところに戻ることにした。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



戻るとロットは剣の素振りをしていた。


「・・・98、99、100!っと。ん?戻ったのか」

「おう、相変わらず鍛えるのが好きだな」


なんだかロットに会う度に鍛えてるよな。休んでるのかこいつ?


「試合の進みはどうだ?」

「ああそれなら多分そろそろ始まるぞ」


映像を見るとちょうどセリアが入ってくるところだった。

セリアの入場とともに観客の熱気が凄まじいことになっているのが映像越しに見てもわかる。


「すげぇ熱気だな。流石は国の姫様だ。な、アーサー」

「ああ、ホントだな」


当の本人は面倒くさそうだけどな。

さて、お手並み拝見だ。



━━セリア━━


前の試合が終わり、私の出番が来た。正直なところ闘技場に入るのが少し嫌だったりする。なんでかと言うと・・・


「さぁ皆様!ついに第三試合です!皆様お待ちかねの〜?セリア様の入場です!」


━━うおおおおぉ!!!!!



━━━こうなるから。去年もこんな感じでちょっと面倒くさい。けど応援されること自体は嫌ではない。こんなに暑苦しい感じにはして欲しくないけどね。


「皆様ご存知の通り。セリア様は現国王ノア様の娘であり、前シャングリラ大会の優勝者でもあります!その美貌は全国民を虜にするほどです!私もその1人・・・おっと、失礼しました」


よくこんなに紹介できるわね。恥ずかしいにも程があるわよ。


「続いて紹介するのはこの国でも有数の貴族!アルフォンス家のご子息のクルト様です!クルト様は今回が初出場のようですが・・・」

「はははは!皆僕の力を目に焼きつけるがいい!アルフォンス家の名にかけて美しく勝利しよう!」


あれはクルト・アルフォンス・・・。セイレーンの一族で一応あれでも貴族の1人。どうやら美しさをとにかく求める性格らしい。


「けど、戦いは遊びじゃないのよ」


「そ、それでは参りましょう!3・・・2・・・1!試合開始!」


「はははは!それではお見せしま・・・」

「遅い!」


相手を目の前にして呑気に喋ってるなんて、舐めてるとしか言えないわね。

一気に距離を詰めて喉元に細剣を突きつける。


「降参、してもらえるかしら?」

「は、はは、はい・・・」


この程度じゃ話にならないわね。


「な、なななんということでしょう!開始数秒で勝負がついてしまいました!!流石はセリア様!圧倒的な強さです!!」


━━うおおおおぉ!!!!!


これくらいじゃ話にならないわね。やっぱりアーサーじゃないと。ふふっ、楽しみだわ。覚悟してなさいよ!




━━アーサー━━


「うっそだろ・・・」


相手が油断していたのもあるが、早すぎる。

キャス先輩には劣るが、それでも目で追うのが難しい。


「セリア、すげぇはえーな。驚いた」

「俺も驚いたよ。うかうかしてられないな」


このまま勝ち進めば準決勝でセリアと当たる。正直なところ楽しみで仕方がない。

セリアと手合わせするため、必ず勝ち進むと俺は心に決めた。


どうもー、今回はアーサーさんに少々質問です!


「質問?俺にか?」


ええ、アーサーさん最近なんだか戦闘狂みたいになってませんか?


「う・・・。た、確かにそうかもしれない。けどこれは人狼族の本能的なものなんだ。元々人狼族は戦いを好む種族だったらしくて、戦いになると血が騒いでしまうんだよ」


ほう、そういう事ですか。しかし、昔は戦いを好む種族だったということですが、なぜ今はそうでは無いのですか?


「うーん、その辺はわかってないらしいんだよ。かなり大昔のことらしいし」


ふむ。謎ですね。そのうち分かるといいですね。それでは次にセイレーンについてお願いします


「セイレーン?セイレーンはいわゆる半人半鳥で、手は翼で足は鳥のように三又に別れているんだ。その声はとても美しく、誰が聞いても魅了されるとか」


なるほど、とてもよく分かりました!それでは今回はこの辺りで!それでは!

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