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街の近く
ようやく心配事の少しは片付いた。
最低でもお金さえ取り出せることがわかれば、これからやっていくことはできる。
「これで少しは安心かな~?」
安心をしていると、少しずつ馬車の揺れが小さくなってきた事に気がつき始めた頃に外から声が聞こえた。
「嬢ちゃんようやく街が見えてきたぜ」
どうやら街の近くまで色々と心配しているうちに来ていたようだ。
せっかく初めての街だし、近くに来たことを教えてもらったから外を覗いて見ることにした。
外を覗いて見ると街のを囲んでいると思われる高い塀が見えた。
「ようやく人が住んでいる場所にたどりつけるよ……」
今まではまだ自然の中にいたから異世界といっても風景の変化がほとんどなかった。
初めて人工物を見ることができ、改めて違う世界に来たんだと自覚をした。




