得意な事
もうすぐ街に着けそうです。
体へのダメージを何とかするためにクッションを作ることを決意したのはいいが、今は我慢するしかない。
クッションは簡単だし多分作れるだろう、材料しだいではあるけど。
学校の授業で手芸や裁縫はやったことがある。
普段家での裁縫はすべて自分がやっていたし、妹がいたので編み物であみぐるみを作ってやったりもしていた。
料理や、甘いものが好きだったのでお菓子もよく自分でつくっていた。
いろいろ作ったりすることが好きだった。
わりと特技だったりもする。
だからこそこの異世界で何が作れるのかが気になる。
魔物と言う生物がいる世界だ、使える素材も気になってくる。
今はまだ確かめる手段がないが街で店とかを見ればわかるだろう。
すぐ何かができる訳でもないし、とにかく楽しみが増えたと思うことにしよう。
「はやく着かないかなー」
待ち遠しくなり体を揺らしていると、この世界に来てから伸びた黒色の髪が見えた。
「そういえば伸びてたなー。
変な色じゃなくてよかったよ」
異世界とはいえ、いきなり髪が変な色になってたらさすがにとまどう。
髪のことを思いだした後に、街に着く前に考えておかなければいけない事があることに気がついた。
「そーいえば性別が変わってるから、名前どーしよ!」
先ほどまで暇だったが、今になって焦り始めた。




