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少女のんびり生活  作者: ハロア


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前の常識

 進んではいる。

 この世界では普通この速さが普通なのだろう。

 だとしても、遅い……。




 道は整備されているわけでもないので段差が激しい。

 馬車といっても魔物が出る世界なのだから、護衛の徒歩のペースにあわせて移動しているからほとんど徒歩と変わらない。

 とはいえ今はもう身長が縮んでいるわけで、歩幅が前の世界の時よりだいぶ小さい。

 なので馬車のスピードは遅いが、自分で歩くよりは速いだろう。

 どのみち、このようなデコボコな道は歩きなれていない。

 長時間は歩けないと思う。




 だとしても元の世界では道は整備されていたし、車や公共交通機関もあった。

 そのせいでこの世界での速さになれていない。

 まだ元の世界の常識に引っ張られている。

 何もかもが違っている。




 とにかくなれていかないと。


「時間の進みが遅く感じてくるなー」


 このゆっくり進んでいる世界でのんびり生きていかないと。




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