初日の野宿について
この世界に来たばっかりだが、特に今のところはめんどくさい境遇ではないので満足はしている。
何もしがらみの無いこの立場は多少死ぬ可能性は高いだろう。
今はあまり使えないがこの世界ではチートと言えるものと、生きていくために必要そうなものは魔法もあわせて最低限はそろってはいる。
前の世界ではしたことのない野宿は前提ではあるけど……。
「よく考えたらこの世界に来た初日、野宿してた!」
この世界に来てすぐの時は落ち着いてはいたのだが、気づいた時には通常ではありえない体と性別そのものが変わっていて見たことの無い世界が目の前に広がっていた。
しばらくたった後魔物と戦闘し、その直後にメニュー画面とスキルという物を見つけたせいで我を忘れて楽しんでしまった。
普通は無い魔法というものがあることを知ったので元の世界では無いことを自覚して周りにも人がいないため、情報の多さと楽しみ疲れたため身近にあった木で寝ていたみたいだ。
思いのほか、この現実離れしたこの世界の把握と情報の処理に思考がフリーズしていたようだ。
何よりフィクションのようなこの世界を楽しんでいたため、思考そのものが低下していたせいで寝ていた場所が外で魔物を出てくる可能性を忘れていた。
「見張りや壁も無いのに外で寝てたなー。
最初の戦闘があっけなく終わったせいで魔物のこと気にしてなかった……」




