少女に転生
初投稿作品です。
僕は何もせずに座っていた。
思考回路が止まっていたようだ。
何とか先ほどまで何をしていたか思い出そうと、周りをみわたしてみる。
目の前には道があり何もない平らな大地が広がっており、背後には森が広がっていた。
「うん、回りを見ても何もわかんないなー。」
気付いたらここで寝ていたようだ。夢の続きかなーと思ってつねってみたり、地面に触れてみたりしたが痛いし感触がある。
確認しているときにきずいたが着ている服が違うし、短剣が腰についていた。
こんな寝るのに邪魔そうな物がついていたのに今まできずけなかったようだ。
そういえばさっきまでは自分の家にいたはずだし、PCのオンラインのゲームをしていた。
よく見てみるとそのゲームの世界に似ているような、違うような。
周りを見ても何も無いから確認もとることができない。
ようやく、止まっていた思考が動き始め夢の中で何も無い空間で誰かと話していた気もするが思いだせない。
ここが現実でありゲームの世界であるなら元の世界では死んだことになる。
「そーいえば、しばらく何も食べていなかったなー。」
死んでしまったとしても今はここに自分はいるし、絶望もしていない。
むしろやっていたゲームの世界ならよろこんでもいいとも思っている。
なぜか武器ももってはいるし、着ているものも鎧ではないが丈夫そうな服を着ている。
それ以前に髪はのびているし、胸もあるので性別そのものが変わっている。
身長は縮んでいて動きにくそうだなーと思いもするけど、
「この世界でもやっていけそうならまーいいか。」
考えることをあきらめ、この世界を楽しむことにした。
今を何とかしようと動こうと思うが、
「もー少し後でもいいかー。」
だって周りに何も無いし、道があってもどっちに進んでいけば街があるかもわからない。
「誰かこないかなー。」
そー思いながらそばにあった木にもたれかかり、少し人が通るのをまつことにした。