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加減を覚えよう
「あーひどい目に遭った、魔法って怖いな...」
あんなでかい火の玉とか天変地異しか出来ないなんてことは無いだろうとりあえずライターくらいの火を出すようにイメージしてやってみよう。
「......ライターくらいの火出てこい!」
やった!今度は成功だ!指先に小さな火が出た、不思議なことに指先は熱くない、さっきのは強すぎたから熱かったのだろうか。
「よし、しっかり調節出来るようになったし薪でもあつ...めよ...」
辺り一面水浸しで乾いた枝なんて一本もありませんほんとうにありがたくないですね。
いやいや火が出せたり雨を降らせたり出来たんだ、枝を乾かすくらい簡単だろう。
そんなこんなで50本くらい集めた一本一本結構太いし十分だろう。
「枝よ乾け!」
そう言うと枝から水蒸気が出て大分乾いた。
これくらいならちゃんと燃えるだろう。
そしてふと辺りを見ると俺から二メートルが砂漠化していた。
「全然調節出来てなかった...」
魔法って難しすぎだろ
小説って難しすぎだろ