魔法こわい
「にしても腹減ったなぁ」
色々あって気にならなかったけど結構空腹だ。
「...熊さんの肉美味いかな、あーでも切り分けるにしても刃物が無いし焼くにしても火が無いな」
原始人の如く本能で生のままかぶりつくのは流石にあれだし生のまま食べても大丈夫か心配だからな。
「魔法って使えるのかな、使えるなら火と水が出せるなら色々助かるけど...」
でも魔法があったとしても呪文とかあるんだろうなぁ、まあ駄目もとでやってみるか。
「ええっと、も、燃えろ~」
うわ、我ながら適当すぎだ。
「...ん?なんか手が温かいっていうか熱い熱っ!なにこれ熱っ!」
咄嗟に手を振り回すと前方に巨大な火の玉が出てきてそのまま森を焼いて飛んでいった......拝啓父様どうやら私は30歳まで純潔を守らずに魔法使いになれたようです。
「いやいやそれどころじゃ無い!やべえ!火事だ火事だ!水出てこい!水出てこい!大事な事だから2回言ったぞ!さあ出てこい!!」
そうすると空からぽつぽつと雨が降ってきて次第に大雨になって火を消した、それでも降りやまない雨...あれ?これヤバくね?やむ気配が全くなくむしろ強くなってきている気がするてかなってる!もう雨粒が痛い!痛すぎる!禿げる!
「イテッ!ああ!もういいから雨やめぇ!!」
はい、そしてやみましたとさ
「......魔法こわい...」
小説って書くの難しい......