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~幻獣界(サーバン結社)~

「もうこんなに有名になったんやな…」


「そうですね…」


「捕まえるのめんどいなー」


「爪木場君…

あの子はいけないことをしたんですよ?

野放しにしとく訳にはいきません」


爪木場と言われた男はダルそうに木から降り、大きな欠伸をした


「やけど、波蛇

あれ捕まえられるのか?」


波蛇は眼鏡を少しあげこう言った


「私たちには彼がいるじゃないですか」


「そうやったそうやった(笑)」


____________________


サーバント

幻獣界で言う擬人獣と言われる人

ここ幻獣界ではサーバントは神の使いと言われている

サーバン結社はこの神を中心として作られた警察みたいなものだ

今回の仕事は


黒い龍を見つけ殺す事


もちろん依頼人は神からだ

それほど危ない存在だということが分かる


波蛇は一人その禁忌について調べていた

一つ分かったのはこの儀式は相当な力がないと出来ないと言うこと


「これは少してこずりそうですね…」


サーバン結社が出来ないとなるとやはりここは…

いやいやサーバン結社に不可能はない

なんて考えているうちにもう日が暮れてきた


ピピピピピピ!

ピピピピピピッ!


突然携帯がなり、通話ボタンを押す


「どうしたんですか?」


「波蛇!

人間界に黒い龍が!」


まさかの人間界

予想外…いや想定内だ


「銀狼!今すぐ人間界に行きなさい

後から俺も行く」


携帯を切り、急いで幻獣界から下界へ降りていった


______________________

人間界


『おいヤベーぞ…

サーバンが動き出した』


「チッ…さっさと逃げたほうが良さそうだな」


女は全身力を抜き腕の印をナイフで傷付けた

生温かい血が腕を伝っていく


「うっ……が…」


『クククッ…』


バサッバサッ!


女の背から黒い翼がはえていく

体が徐々に鱗にまみれていき、長い牙、爪が出来ていく


「ガォォォォォォン!!」


甲高い鳴き声をあげ、黒い大きな龍は地面を強く蹴り空へ舞い上がっていった

 

「どこか遠くへ逃げなきゃ…」


『早く仲間迎えに行かないとな』


「そうね…」





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