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第三話 教育部隊総長からの試練

聖空たち、帝王候補はリシアに案内されていた。目的地には最初の試練を与える、教育部隊総長のところだった。

「教育部隊なんて、初めて聞いた。レミアは知ってた?」

「私も知らなかったよ。もしかしたら、裏方見たいな部隊なのかな? 教育って言ってるし。」

聖空たちは教育部隊を知らなかった。

「教育部隊とは、各部隊の教育や指導などをやっていますね。基本は教える、育てるをやっている部隊ですね。」

リシアが教育部隊について説明をしてくれた。

「レミアちゃんが言うように裏方が似合う部隊かもしれませんね。あと、神世界内だけですが教育機関の管理をしているのも仕事ですね。」

各部隊の教育、教育機関の管理

この2つが主な教育部隊の仕事だ。裏方なのは間違いなく、特に目立つこともない部隊。それもこれも教育部隊総長の方針なのだそうだ。

リシアはある建物へ案内した。

「私が案内できるのはここまでです。無事、試練達成を願っております。みなさん、頑張ってくださいね。」

リシアは言うとそのまま、城の方えと戻って言った。

「城の敷地内にこんな建物があったなんて、私知らなかった。」

「僕も知らなかったよ。だけど、ここが教育部隊総長の試練場なんだよ。きっと。」

帝王候補たちがいろいろと建物を見ていると建物の中から誰か出て来た。見た目は天使、神なのなら、天使神。綺麗な6つの羽に黒き天使の輪、胸には真珠のブローチが付いている。見た目で判断できるようにしているのかもしれない。まごうことなく理解系統の天使に見えた。しかも大物の。

「あなたが教育部隊総長ですか?」

誰かが聞いた。その言葉に、天使は反応した。

「はい、そうですよ。ちなみにあなたたちに聞きますが案内役のリシアは知りませんか?私はリシアが案内しに来ると聞いていたのですが?」

その言葉には強制力というか、絶対的に答えないといけないと帝王候補たちは思ってしまった。

「リシア様はすぐさま、城へ戻られました。」

「城へ? ………また、あの子は勝手に。」

天使は少し考えたのちすぐにどういうことなのか、理解できたらしい。そして、そのまま話を続けた。

「まあ、今は試練ですね。あなたたちには教育部隊総長から試練を与えます。これは天使の慈悲による試練です。

私がいなければーーー

あなたたちは最初の試練で死んでいたでしょう。」

「……え?」

「私がいなければ死んでいた」その言葉に疑問を持った、聖空だが話を最後まで聞いた。

「試練内容は単純です。

『4大世界の知識と技術を基礎まで身につけること』」

その内容に大半の帝王候補たちはどれだけきついのかを理解していた。4大世界、つまり神、光、闇、異の4つの世界にある知識と技術の基礎を身に着けなければならないと言うこと。

帝王候補たちはざわざわしていた。聖空もその中の一人だ。

「そんなの……神世界だけならまだしも4つ全部だなんて、そんなの……」

「帝王になるためには知識と技術は必要です。今後のためにもね。ちなみに知識と技術をちゃんと身につけれたかの確認を行うため、試練期間の最終日にテストを行います。そのテストで不合格だった場合、帝王候補を剥奪されます。気をつけてください。」

ここまでの鬼畜さ、聖空とレミアはある共感が取れた。それは帝王メアリの修行とほぼ同じであったから。

(ここまで、提示されたら逃げるのではないかと見ていると思う。だって、やり方がメアリ師匠にすごく似ている。なら……僕は逃げない。)

その時聖空は口を開こうとしたがその前に誰か話した。

「わかりました。ならあなたの試練を受けて立ちます。これぐらいの脅しで逃げる者がいるなら、今ここで名を返上すればいい。」

口を開いたのはノア・メルティア、レミアの兄であり、神世界帝王の息子である。

「あなたの言葉で他のみなさんの表情が変わりましたね。」

(これ以上の脅しは必要ありませんね。)

「では、試練を始めましょうかね。」

天使は羽と輪を収納し、普通の姿に戻った。

そして大きなボードを出した。

「まず、上級生と下級生にクラスを分けます。このボードに名前が書いてありますので、上級生は西棟、下級生は東棟へ向かってください。そこに説明書があります。まずはそれをお読みください。

では、この1年間、頑張ってくださいね。」

天使は、そのまま消えた。

こうして、帝王候補たちの逃げ場のない一年が、静かに幕を開けた。

帝王になるための一年ではない。帝王になれる者を削り出す一年だ。

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