第一話 始まりの物語
帝国の中心に位置する帝都、その帝都の中心にそびえ立つ城の会議室に4人の人物がいた。その中の一人、金髪の女性が口を開いた。
「では、今から帝王会議を始めます。最初の議題は帝王候補についてです。」
この言葉が少年少女たちの人生を変えることになった。
ここは神世界メルティア国。
神世界帝王メアリ・メルティアが統治している国である。
今日もメアリの城、メルティア城にはいろんな神たちが訪れていた。
その中には師匠から与えられた試練のために訪れる者がいる。それは涼風聖空すずかぜせいらである。
「すいません。メアリ様はいらっしゃいますか?」
聖空はメアリの参謀に聞いた。
「聖空くん、今日も修行?」
「はい、それでみんなは集まったのですが、メアリ様が来なくて。」
参謀は笑って答えた。
「メアリ様は今日は、帝都で会議ですね。明日には帰っては来ますよ。
あと、今回は別の方が修行を見ると言っていましたので待っておいた方がいいですよ。」
聖空は少し疑問に思ったが気にせずに返した。
「わかりました。いつもの場所で待っています。しつれいしました。」
聖空は部屋を出て、外へ向かった。
(いつもは用事があるなら必ず一言あるのに。)
そう思いながら聖空は修行が始まるまで準備をするのであった。
聖空が戻るといつもの3人がいた。
その中の1人、レミア・メルティアが聖空を見て話をした。
「せいくん、どうだった?」
「師匠は、今は帝都だってさ。レミアは知ってたんじゃないの?」
レミアはメアリの娘であり、聖空はその事を知っているためレミアに聞いた。
しかしレミアはそのことを知らなかった。
「そうなんだ。私はこの時間まで、神世界で仕事をしてるのかと思ってた。」
いないのなら仕方がないと、思っているとレミア師匠の代役の人が来た。
「またせててごめんね。それじゃあ、始めようか。」
そして、いつもの修行が始まった。人が変わってもいつも通り厳しい修行だった。
夕方になり修行が終わった。
その頃にはメアリはメルティア城に戻っていた。メアリは聖空たちを見つけた。
「修行は終わりましたか?」
聖空たちはメアリのもとへ向かった。
「今、お帰りですか?メアリ様。」
「はい、今戻りましたよ。今日は急に私の変わりを任せてすいませんでした。」
「いえ、メアリ様がいらっしゃらない場合はいつも私がやっていますので、急だったとしてもメアリ様の命令は必ず遂行いたします。」
「ありがとうございます。流石、教育部隊総長のお気に入りですね。私の側近に置きたいぐらいですよ。」
「ありがたいお言葉ですが、私は総長に従うと誓っていますので。」
側近は深く頭を下げ、帝王の前に立つ者としての礼を崩さなかった。
「そうですね。あなたはあの子の下についたほうがいいですね。頑張ってくださいね。
そうだ、聖空とレミア、明日朝早くに城へ来てください。時間はこの紙に記しています。」
メアリは聖空にA4サイズの紙を渡した。聖空はそれを受け取り紙をある程度見てからメアリに返事をした。
「わかりました。このことは母は知ってるのですか?」
「はい、知ってますよ。なので、連絡は不要なので、安心してください。あと、1人で来てくださいね。誰かと一緒に来ないでください。」
聖空はメアリの言葉に返事をした。
そして、その場は解散となり聖空は家に帰り明日の準備をした。
そして翌日、聖空はメルティア城へ向かった。




