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【実は狐の眷属です!真白と紡の神社日誌】眷属と主神様が織りなす物語  作者: 稲荷寿司
【実は狐の眷属です真白と紡の神社日誌】        ―神無月/合同任務―【偵察編】

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その気配に、息を呑む

いつもお読みいただき、ありがとうございます。(*´艸`*)


今回は、笑成とユッキーが仲間に加わり、

調査が本格的に動き出すお話になります。



どうぞ最後まで、お付き合いいただけましたら幸いです。

笑成えなとユッキーが仲間に加わることになり、



真白

「それでは、笑成さん、ユッキーさん。

 改めて、よろしくお願いします」


「先ほどユッキーさんが

 笑成さんの職場環境が良くなったと

 仰っていましたが、

 なにか変化でもあったのですか?」



笑成

「実は、私が倒れたことで

 店長の行き過ぎた叱責や言動が

 パワハラで問題視されて、

 他の店舗に移動になったんです。」


「今の店長はいい方で、

 職場の雰囲気も

 凄く良くなりました!」


「でもあの店長、

 私が次の日出勤したら

 以前のようにピリついた雰囲気は

 なくなっていて、


 なんかまるで

 なにか憑物がとれたように

 穏やかになっていて

 驚きました」



大和

「おそらく、

 火の童子が元凶になった

 悪鬼を祓った影響でしょうね…」



真白

「それは間違いないでしょう。


 ですが先ほどユッキーさんは

 他の場所からも

 穢を感じると

 仰っていましたので、


 そのへんを

 少し調べてみた方が良さそうですね。」



話を聞いていた笑成が申し訳なさそうに



笑成

「すみません私も、

 そろそろ休憩の時間が終わるので、

 戻らないといけないんですけど…」



大和

「それは気づかずに申し訳ないです。

 お戻り頂いて大丈夫ですよ、

 僕たちももう一度お伺いしますので。」



真白

「でしたらユッキーさん、

 よろしければ僕たちと一緒に戻りませんか?


 中に気配を感じた場所も、

 案内していただけると助かります」



ユッキー

「あたしは大丈夫です!

 笑成もあの店長がいなくなってから

 元気ですし!」



真白

「笑成さん申し訳ないのですが、

 少しユッキーさんをお借りしても

 大丈夫でしょうか?」



真白の提案に笑成は快諾してくれ、



笑成

「はい!もちろん大丈夫です!

 それでは私は先に戻ります!」



笑成はほっとしたように笑顔を浮かべ、

軽く会釈して建物へと戻っていった。



その背を見送りながら、

真白は小さく一度、頷く。



こうしてユッキーは、

真白たちと共に調査へ加わることになった。



−−−



商業施設に戻ってきた真白たちは、

笑成の天然石売り場に、

以前ほどの穢れや悪鬼の気配がないことを確認すると、



ユッキーが話していた、

他の場所でモヤモヤを感じると聞いていた場所に向かった。



一行はユッキーの案内で、

2階フロアの奥にある階段の前に来ていた。



ユッキー

「この階段をのぼった所から

 あの嫌なモヤモヤの気配がするんです!」



真白は、

ユッキーが小さな手で指し示した

階段の先を見上げ、



そこに漂う異様な気配に、

思わず息を呑んだ。



真白

「これは…

 瘴気の濃さが

 下の階の比じゃないですね…」



火の童子

「あたいでも感じるんやから、

 結構なもんやな…


 大和、ユッキー、

 あたいの側から離れたらあかんで、

 もちろん真白もやで」



火の童子の気遣いに

少し驚きながら真白は、



真白

「火の童子様、ありがとうございます。


 ですが僕は、

 主神様の御守りがあるので

 大丈夫です。


 その分、

 ユッキーさんと大和さんのことを

 お願いします」



「それに、

 僕も成位せいいの眷属になりましたから、

 僕も火の童子様をお守りしますよ。」



火の童子

「ほうか、

 真白も成位かいな。


 あたいからすれば

 いつまでも幼位よういの感覚になってもうて、

 勘弁な…」



「真白や、

 あたいの事こそ心配いらんで。


 いざとなったら、

 大和とユッキーの事

 守ってやってな!」



真白

「はい、もちろんです。


 では上の階へ行きましょう。

 大和さん、

 ユッキーさん、

 大丈夫ですか?」



大和

「はい、大丈夫です。」



ユッキー

「あたしも大丈夫です!」



それから一行は、

瘴気が濃い上階を目指し、

階段を登り始めた。



真白

「凄いですね…

 進むほど瘴気の濃度が増しますね…」



真白は話しながら

隣の大和に視線を移すと、



大和が

少し息苦しそうに頷いた。



火の童子は

大和の様子に違和感を感じて、

大和の顔の側に身を寄せると、



真白を振り返りながら、



火の童子

「真白や、

 すまんが大和に

 特製のあの甘くてうまい飴玉

 食わせてくれるか?」



火の童子の様子に、

真白も大和の状態を察したように、



真白は

カバンから

もしもの時のために持ってきていた

特製の琥珀糖を

大和に渡した。



真白

「大和さん、

 こちらをどうぞ。

 ゆっくり食べてください。」



大和

「ありがとうございます。


 実を言うと、

 階段を登り始めたあたりから、

 少々気分が優れなくなってました…」



大和の様子に

火の童子は

心配そうに大和の顔色を伺う。



火の童子

「こんだけの瘴気や。

 気付いてやれんですまんな、

 大和…」



真白

「僕も大和さんへの配慮が

 欠けていました…


 大丈夫ですか?

 お辛いようなら、

 下のフロアで

 お待ちいただいても

 大丈夫ですが…」



真白と火の童子が

大和の様子に

一度下に降りようかと

相談していたその時だった、



ユッキー

「真白様!

 火の童子様!


 大和さんの後ろに

 黒いモヤモヤが!」



ユッキーが叫んだ、その瞬間――



黒いモヤの塊が、

大和目がけて

襲いかかってきた。



それは、

明らかに“大和”を狙っていた。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。


静かな調査の中で、

思いもよらない出来事が起こり始めました。


次回、真白たちはどう動くのか。

続きもお付き合いいただけたら嬉しいです。(。>﹏<。)

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