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第8章

 ローは、淑女の部屋に長居は悪いから出て行くね。

 …いずれ一緒になるんだし。と呟く。

 なにやら不気味な言葉を呟いて去っていった。


 アナスタシアは「アンタなんかと一緒にならないわよ!」と、ローが出て行った扉へ枕を投げげつけた。


 しかし…一体何処でローと会ったことがあるのか…。

 何度考えても時計の無い部屋で時間ばかり進む気がした。

 それでもアナスタシアはローの事を考えていた。


 ふと気がつくと侍女らしき人物が夕食を運んで来た。連れ去られてからの時間の感覚が無いので、朝食なのか夕食なのか、それとも真夜中のおやつ的な?


 アナスタシアの鎖は魔力封じだろう。

 動ける範囲はカーテン手前までで、頑張って窓に近づこうとするものの、手が全くとどかないのはローが来る前に実行済みだ。


 アナスタシアは思い切って侍女に、ここから出して欲しい旨をお願いしてみたが、侍女は黙って食事の配膳をすますと部屋から出ていってしまった。


 やっぱダメよね…。

 何かこう打開策があれば…、魔法は使えないし。

 私、何か持ってなかったかしら…、でも身体検査で凶器になりえそうな物は持ちわさせていたとしても取り上げられるわよね。…まあ、そんな物騒な物持って無いんだけど…。

 ふと寂しくなりカガミから貰ったネックレスを取り出してみた。


 …ん?


 アナスタシアは普段、カガミからの贈り物のネックレスを服の内側にかけている。何気なくネックレスをみると先端に付いている宝石がうっすら白光している事に気付いた。


 これって…カガミと繋がってたりしないのかな?


 アナスタシアはネックレスの先端の宝石を握りしめ一心にカガミの事を考えた。早く貴方の元に帰りたい。会いたい、このまま会えなくなるのは嫌!!!


 その時、床に金色の魔法陣が現れた。


「見つけた!!!」


 懐かしく愛しい声の主が魔法陣の中に立っていた。


 アナスタシアは咄嗟に魔法陣の中に立つ姿に向けて両手を広げて差し出した。

 カガミもアナスタシアのご所望ならとそっと抱きしめた。


 その時、勢いよく扉が開き


「やっと来たね、魔力が強くて直ぐにわかったよ。公爵、いや神だっけ?」


 ローが部屋に入って来た。


「お前、なんの目的でアナスタシアを攫った!」


 怒りで耳も尻尾の毛も逆立っている。


「アナスタシアとは結婚。君からは、…そうだな、神を降りてもらおうかと。」


 おどけ顔で答えるロー。


「神を降りるって…」


 アナスタシアは意味が分からなかった。


「神は神にしかなれない。」

「大丈夫。貴方は輪廻の輪に戻れる様にしてあげるよ」

「そんな事できるわけ…」


 カガミが言いかけた途端、足元に紫色の魔法陣が現れ、カガミから光を吸収し始めた。

 愛しい人を守る様に立っていたカガミは咄嗟にアナスタシアを突き飛ばし魔法陣から出した。


 カガミは苦しそうな顔で膝をつく。


 アナスタシアは驚いて、もっとカガミの側に寄ろうとしたがカガミに制された。


 カガミの耳や尻尾が薄くなっていく。

 とうとうカガミは意識を失ってしまった。


お読みくださり

ありがとうございます。


プロットの時にAとB案がありまして、

今回A案(で進めます)の方を載せました。


今までの内容は誤字脱字(何度、読み返しても出てくる…汗)や大事な部分が抜けているので

改稿して、時期を見てB案の方をカクヨムに投稿します。

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