【完結】あのパンの香りが届かないように
パン屋の看板娘であるマリナ・ベッカーは、近頃不可思議なパンの香りを感じるようになっていた。
街で事件が起こるのに合わせるようにパンの香りが鼻腔を刺激し、その後は事件自体がなかったことになっているのだ。
時を同じくして街に現れた奇妙な風体の少女。関連があると思い、事件のことを知っているかと問うマリナに、少女――ミレイはこう答える。
「……憶えて、るんですか……?」
ミレイは、『死ぬと過去のある地点に戻る』という能力を駆使して、街に起こる事件を解決していた。過去を改変することでその記憶は人々から失われるが、なぜかマリナだけはどちらの記憶も憶えていたのだ。
ミレイのことが放っておけなかったマリナは、彼女を自宅のパン屋に招く。徐々に交流を深め、絆を結んでいく二人。
しかしその陰では、黒いローブの集団――悪魔崇拝者が暗躍しており……やがて二人は、街を揺るがす大事件に巻き込まれていく……
これは、死のループに囚われた少女と、その死を唯一記憶するパン屋の看板娘が、街を脅かす事件に立ち向かいながら、互いに唯一無二の関係を築いていくファンタジー。
――――
パン屋のお姉さんと気弱少女のファンタジー百合になります。よろしくお願いします。
・カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
街で事件が起こるのに合わせるようにパンの香りが鼻腔を刺激し、その後は事件自体がなかったことになっているのだ。
時を同じくして街に現れた奇妙な風体の少女。関連があると思い、事件のことを知っているかと問うマリナに、少女――ミレイはこう答える。
「……憶えて、るんですか……?」
ミレイは、『死ぬと過去のある地点に戻る』という能力を駆使して、街に起こる事件を解決していた。過去を改変することでその記憶は人々から失われるが、なぜかマリナだけはどちらの記憶も憶えていたのだ。
ミレイのことが放っておけなかったマリナは、彼女を自宅のパン屋に招く。徐々に交流を深め、絆を結んでいく二人。
しかしその陰では、黒いローブの集団――悪魔崇拝者が暗躍しており……やがて二人は、街を揺るがす大事件に巻き込まれていく……
これは、死のループに囚われた少女と、その死を唯一記憶するパン屋の看板娘が、街を脅かす事件に立ち向かいながら、互いに唯一無二の関係を築いていくファンタジー。
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パン屋のお姉さんと気弱少女のファンタジー百合になります。よろしくお願いします。
・カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
1話 ただのパン屋の看板娘よ
2025/07/07 19:07
(改)
2話 なんて言うんだっけ
2025/07/07 19:18
(改)
3話 そう警戒しないでもらえるとありがたい
2025/07/07 19:28
4話 肉付きが悪いからな
2025/07/08 19:01
5話 いずれ倍にして返してやるから覚悟しとけ
2025/07/08 19:12
6話 それから、どうなったの?
2025/07/08 19:21
7話 守り続けた伝統の味なのよ
2025/07/09 19:01
8話 うちに誘って正解だったってことね
2025/07/09 19:11
(改)
9話 それはあとで説明するわ
2025/07/09 19:22
10話 素敵な理由ですね
2025/07/10 19:01
11話 引っ越せるほどのお金はありませんし
2025/07/10 19:11
12話 見るからに怪しいわね
2025/07/10 19:22
13話 許さない
2025/07/11 19:01
14話 何度も繰り返してきたのよね
2025/07/11 19:12
15話 少しくらいは、借りを返せたかよ
2025/07/11 19:21
16話 君の力を貸してほしい
2025/07/12 19:08
17話 この街を救いたいだけなのです
2025/07/12 19:17
18話 正しい選択なんだ
2025/07/12 19:26
19話 お友達になりましょう
2025/07/13 12:02
20話 丸ごと持っていけばいいんでしょ
2025/07/13 12:11
21話 分の悪い賭けでしたけど
2025/07/13 12:23
エピローグ もう二度と
2025/07/13 12:31
(改)