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プロローグ
初投稿です。中世ヨーロッパ風味をイメージしています。魔法ありです
昔、大きな力を持った魔女がいた
その魔女は深い深い森の奥に住んでいましたが、人間同士の戦いに巻き込まれ、力に封じられ、その地を去ることを余儀なくされました
魔女が当てもなく放浪していると、当時は敗戦国であったノスムテリア王国の国王が魔女を王宮に招き入れ、魔封じの術を解いてくれました
「この国の領土に恩恵をもたらしてくれるのなら、かの森を取り返し、そこに立派な屋敷をたてさせよう」
魔女は取り戻した力で敵国を焼き、ノスムテリア王国と契約を結びました
1つ、魔女はノスムテリア王国を助けに応じて庇護すること
2つ、王国は魔女が望む伴侶を捧げること
3つ、王国は魔女の住む森に魔女の伴侶である「捧げ人」以外を立ち入らせてはならない
4つ、政治的干渉はしないこと
その4つが守られたまま、1000年の時が過ぎた